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【Einstein Analytics】データセットを共有・ダウンロードする方法

作成者: 原 友香|2019/00/20

  

データを、「Excel」や「CSV」でダウンロードしよう!

  

AI分析が出来る、Salesforceの機能「Einstein Analytics

(アインシュタイン・アナリティクス)

データを「Excel」や「CSV」でダウンロードする方法や、作成した

レンズの共有方法をご紹介します!

 

 

◆目次◆

  1. 【復習】Einstein Analyticsとは?
  2. データセットを共有・ダウンロードしたい
  3. レンズを作成して、ダウンロードしてみよう
  4. 【1】データセットを作成
  5. 【2】 作成したデータセットからレンズを作成
  6. 【3】レンズから共有を選択する
  7. パターン①:「Excel」「CSV」が既にある場合
  8. パターン②:「Excel」「CSV」がない場合
  9. ダウンロードファイル名の注意点
  10. 【補足】レンズの共有方法

  

 

【復習】Einstein Analyticsとは?

 

Einstein Analyticsは、Salesforceで今注目の分析機能です。

Einstein Analyticsでは、「ストーリー」と言われる、成功ビジョンのシナリオ、目的といったような類もAIで提案してくれます。

詳しくは、下記のアインシュタインシリーズをご参考下さい!

 

 

【追記補足】Einstein Analytics(ストーリー作成)は、「Einstein Discovery」と呼ばれることもあります。

 

データセットを共有・ダウンロードしたい

 

Einstein Analyticsは、Salesforceで今注目の分析機能です。

アインシュタインアナリティクスを使い始めると、こういう細かいニーズが出てきますよね。

 【共有・ダウンロード】

  1. 「CSV」でエクスポートしたい
  2. とりあえず「Excel」で一旦開いて、項目情報を確認したい
  3. Einstein Analyticsで作成した分析結果を、グラフや表のまま共有したい

 

サポートに確認したところ、残念ながら、「ストーリー」のデータはダウンロードできないそうです。(2019年1月時点)

ただし、データセットを開き、「レンズ」を作成すれば、ExcelやCSVでデータをダウンロードすることが可能とのこと!


 

レンズを作成して、ダウンロードしてみよう

 

下記が、レンズを作成し、データをダウンロードする手順になります。

 共有設定に関しては、権限設定の有効化「ON/OFF」で異なる画面が表示されるので、

その場合は、社内のSalesforceのシステム管理者に連絡・確認が出来るようにしておきましょう。

 【手順】

  1. データセットを作成
  2. 作成したデータセットからレンズを作成
  3. レンズから共有を選択する(パターン①/パターン②)

 

【1】データセットを作成

 データセット・レンズの作成についてはこちらをご参考下さい。  

トレイルヘッドを一通り確認してから、本番環境でEinsteinを作成することをオススメします。

 

★Salesforce提供・Einstein Analytics★

 

【データセットの作成はこちら】Analytics データインテグレーションの基本

https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/modules/wave_enable_data_integration_basics

 

【2】作成したデータセットからレンズを作成

 データセットを開くと、自動で「新規レンズ」が立ち上がります。

 

「レンズ」とは一体何?といいますと...

イメージとしては、データセットという膨大なデータの中から、焦点をしぼってデータを見てみるといったところでしょうか。

右側でパラメーターを設定できます。
まずは、右上の「保存ボタン」で名前をつけて保存しましょう。

左側の指標を設定して、見たいグラフを作成します。

右上で「テーブル」に表示を切り替えると、データ行列が表示されます。

 

 

 

 

【3】レンズから共有を選択する

 右上で「共有」を選択し、ダウンロードタブを選択します。

 

 

 

 

パターン①:「Excel」「CSV」が既にある場合

「ダウンロード」タブに、既に該当のものがある場合は、必要な形式を選んでダウンロードして下さい。


   

パターン②:「Excel」「CSV」がない場合

パターン①のように、ダウンロードの選択に「Excel」や「CSV」がない場合はどうすればよいか?

下記のように、「画像としてのダウンロード」のみの表示の場合は、権限を追加する必要があります。


【手順】

権限セット (Einstein Discovery の管理) に属している場合、この権限セットの [システム権限] に [Analytics データのダウンロード] に付与して画面表示が変わるか確認していきましょう。

  1. 設定のクイック検索から、[権限セット] を検索し、権限セットに遷移します
  2. 権限セットの一覧から、Einstein Discovery の管理をクリックします
  3. システム権限をクリックします
  4. [Analytics データのダウンロード] にチェックを入れ、有効にして保存します
  5. ダウンロード画面が表示されるかご確認ください。

 


※もし、該当の権限セットが見つからない場合は、Salesforceサポートデスクに、問い合わせてみた方がよいかと思います。

 

元のレンズ画面に戻り、ダウンロードが出来るか確認しましょう。

すぐに画面が反映しない場合もありますので、その際は、画面の再読込みをかけたり、再度ログインをしてみると良いですね。

 

 

ダウンロードファイル名の注意点

 

ダウンロードする際、タイトルに日本語を使っていると、認識されずにファイル名に「_____」と出るので

レンズのタイトルを変えるか、または、ファイルの名前を変えると分かりやすいです。

原因はおそらく、Einsteinまわりの仕様が、まだ完全に日本語対応しきれていないその影響だと考えられます。



★Excel形式でダウンロード

形式は「Microsoft Excel 97-2003 ワークシート (.xls)」でダウンロードされました。

こちらのファイルを開く際は、Excelの環境に併せてご変更下さい。

 

【補足】レンズの共有方法


作成したレンズを、データとしてダウンロードする以外に、「フィード」に投稿して共有することも出来ます。

 【手順】

・レンズ画面右上で「共有」を選択

・「フィードに投稿」タブを選択

 

 

 

今回の「【Einstein Analytics】データセットを共有・ダウンロードする方法」、如何でしたでしょうか?

Einsitenで得たデータを「Excel」や「CSV」でダウンロードする方法や、作成したレンズの共有方法をご紹介しました。

新規追加項目の確認や、チームメンバーとの共有などに役立ちましたら幸いです!

Einstein Analyticsを使ってより良い分析アウトプットを出せるように、引き継ぎ邁進していきます。

それでは次回のEinstein Analyticsシリーズもお楽しみに!

 

 第1弾⇒AIで高度な分析結果を!Salesforceの機能「Einstein Analytics」とは?

 第2弾⇒Salesforceの機能、Einstein Analyticsを日本語で使う方法とは?

 第3弾⇒Salesforceの機能「Einstein Analytics」を使った事例を紹介します!