マーケティング ブログ

【Einstein Analytics】データセットを共有・ダウンロードする方法

執筆者:原 友香

  

データを、「Excel」や「CSV」でダウンロードしよう!

EinsteinAnalytics_data_download_07-1  

AI分析が出来る、Salesforceの機能「Einstein Analytics

(アインシュタイン・アナリティクス)

データを「Excel」や「CSV」でダウンロードする方法や、作成した

レンズの共有方法をご紹介します!

 

 

◆目次◆

  1. 【復習】Einstein Analyticsとは?
  2. データセットを共有・ダウンロードしたい
  3. レンズを作成して、ダウンロードしてみよう
  4. 【1】データセットを作成
  5. 【2】 作成したデータセットからレンズを作成
  6. 【3】レンズから共有を選択する
  7. パターン①:「Excel」「CSV」が既にある場合
  8. パターン②:「Excel」「CSV」がない場合
  9. ダウンロードファイル名の注意点
  10. 【補足】レンズの共有方法

  

 

【復習】Einstein Analyticsとは?

 

Einstein Analyticsは、Salesforceで今注目の分析機能です。

Einstein Analyticsでは、「ストーリー」と言われる、成功ビジョンのシナリオ、目的といったような類もAIで提案してくれます。

詳しくは、下記のアインシュタインシリーズをご参考下さい!

 

 

【追記補足】Einstein Analytics(ストーリー作成)は、「Einstein Discovery」と呼ばれることもあります。

 

データセットを共有・ダウンロードしたい

 

Einstein Analyticsは、Salesforceで今注目の分析機能です。

アインシュタインアナリティクスを使い始めると、こういう細かいニーズが出てきますよね。

 【共有・ダウンロード】

  1. 「CSV」でエクスポートしたい
  2. とりあえず「Excel」で一旦開いて、項目情報を確認したい
  3. Einstein Analyticsで作成した分析結果を、グラフや表のまま共有したい

 

サポートに確認したところ、残念ながら、「ストーリー」のデータはダウンロードできないそうです。(2019年1月時点)

ただし、データセットを開き、「レンズ」を作成すれば、ExcelやCSVでデータをダウンロードすることが可能とのこと!


 

レンズを作成して、ダウンロードしてみよう

 

下記が、レンズを作成し、データをダウンロードする手順になります。

 共有設定に関しては、権限設定の有効化「ON/OFF」で異なる画面が表示されるので、

その場合は、社内のSalesforceのシステム管理者に連絡・確認が出来るようにしておきましょう。

 【手順】

  1. データセットを作成
  2. 作成したデータセットからレンズを作成
  3. レンズから共有を選択する(パターン①/パターン②)

 

【1】データセットを作成

 データセット・レンズの作成についてはこちらをご参考下さい。  

トレイルヘッドを一通り確認してから、本番環境でEinsteinを作成することをオススメします。

 

★Salesforce提供・Einstein Analytics★

 

【データセットの作成はこちら】Analytics データインテグレーションの基本

https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/modules/wave_enable_data_integration_basics

 

【2】作成したデータセットからレンズを作成

 データセットを開くと、自動で「新規レンズ」が立ち上がります。

EinsteinAnalytics_data_download_01_add_2

 

「レンズ」とは一体何?といいますと...

イメージとしては、データセットという膨大なデータの中から、焦点をしぼってデータを見てみるといったところでしょうか。

右側でパラメーターを設定できます。
まずは、右上の「保存ボタン」で名前をつけて保存しましょう。

EinsteinAnalytics_data_download_03_add_2

左側の指標を設定して、見たいグラフを作成します。

右上で「テーブル」に表示を切り替えると、データ行列が表示されます。

EinsteinAnalytics_data_download_02

 

 

 

 

【3】レンズから共有を選択する

 右上で「共有」を選択し、ダウンロードタブを選択します。

EinsteinAnalytics_data_download_08

 

 

 

 

パターン①:「Excel」「CSV」が既にある場合

「ダウンロード」タブに、既に該当のものがある場合は、必要な形式を選んでダウンロードして下さい。

EinsteinAnalytics_data_download_07-1

   

パターン②:「Excel」「CSV」がない場合

パターン①のように、ダウンロードの選択に「Excel」や「CSV」がない場合はどうすればよいか?

下記のように、「画像としてのダウンロード」のみの表示の場合は、権限を追加する必要があります。


EinsteinAnalytics_data_download_05_add

【手順】

権限セット (Einstein Discovery の管理) に属している場合、この権限セットの [システム権限] に [Analytics データのダウンロード] に付与して画面表示が変わるか確認していきましょう。

  1. 設定のクイック検索から、[権限セット] を検索し、権限セットに遷移します
  2. 権限セットの一覧から、Einstein Discovery の管理をクリックします
  3. システム権限をクリックします
  4. [Analytics データのダウンロード] にチェックを入れ、有効にして保存します
  5. ダウンロード画面が表示されるかご確認ください。

 


※もし、該当の権限セットが見つからない場合は、Salesforceサポートデスクに、問い合わせてみた方がよいかと思います。

EinsteinAnalytics_data_download_06

 

元のレンズ画面に戻り、ダウンロードが出来るか確認しましょう。

すぐに画面が反映しない場合もありますので、その際は、画面の再読込みをかけたり、再度ログインをしてみると良いですね。

 

 

ダウンロードファイル名の注意点

 

ダウンロードする際、タイトルに日本語を使っていると、認識されずにファイル名に「_____」と出るので

レンズのタイトルを変えるか、または、ファイルの名前を変えると分かりやすいです。

原因はおそらく、Einsteinまわりの仕様が、まだ完全に日本語対応しきれていないその影響だと考えられます。



★Excel形式でダウンロード

形式は「Microsoft Excel 97-2003 ワークシート (.xls)」でダウンロードされました。

こちらのファイルを開く際は、Excelの環境に併せてご変更下さい。

 

【補足】レンズの共有方法


作成したレンズを、データとしてダウンロードする以外に、「フィード」に投稿して共有することも出来ます。

 【手順】

・レンズ画面右上で「共有」を選択

・「フィードに投稿」タブを選択

 EinsteinAnalytics_data_download_09

 

 

今回の「【Einstein Analytics】データセットを共有・ダウンロードする方法」、如何でしたでしょうか?

Einsitenで得たデータを「Excel」や「CSV」でダウンロードする方法や、作成したレンズの共有方法をご紹介しました。

新規追加項目の確認や、チームメンバーとの共有などに役立ちましたら幸いです!

Einstein Analyticsを使ってより良い分析アウトプットを出せるように、引き継ぎ邁進していきます。

それでは次回のEinstein Analyticsシリーズもお楽しみに!

 

 第1弾⇒AIで高度な分析結果を!Salesforceの機能「Einstein Analytics」とは?

 第2弾⇒Salesforceの機能、Einstein Analyticsを日本語で使う方法とは?

 第3弾⇒Salesforceの機能「Einstein Analytics」を使った事例を紹介します!

 

<https://www.japanma.or.jp/download/33/>  間違ったマーケティング・セールスでは会社はつぶれる(1)  あなたの会社のマーケティング・セールスは進化していますか? マーケティング・セールスの方法は人口減少や、マーケットの縮小などにより変化が必要です。マーケティング・セールスの根本的な仕組みが分かる小冊子『間違ったマーケティング・セールスでは会社はつぶれる(1)』では、マーケティング・セールスの基本知識の習得ができます。   資料をダウンロードする <https://www.japanma.or.jp/download/33/>

 

 

 

気軽にお問い合わせ下さい <https://www.mk-design.co.jp/contact>

 

どんな小さな質問・ご相談でも構いません。まずは、気軽にご相談ください。

オススメのブログ記事

廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
データ サイエンティスト

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。