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【第3弾】既存のサービスを動画コンテンツ化し、Wistiaで分析しよう

作成者: 原 友香|2018/00/19

 動画配信ツールWistiaを使って動画を分析しよう

 

 「Wistia」はBtoBに特化した動画配信ツールです。

動画の情報量は単純にテキスト、写真だけの場合の5,000倍という説もある程、

魅力を発信するには、影響力が強いコンテンツですね。

今回は、既存のサービスを動画コンテンツ化し、それを分析する方法をご紹介していきます!

 

 

 

 

※前回までの関連ブログをご覧になっていない方はそちらを先にご覧頂くと、より理解が深まります。

 

☚BtoBに特化した動画配信ツール、Wistiaを活用しよう!

簡単に動画を作成できるツールが無料で使える!Wistia・Soapbox編

   ◆目次◆

  1. 【復習】「Wistia」で何が出来るの?
  2. 既存のサービスも動画コンテンツになる!
  3. 実際にWistiaを使って分析しよう
  4. 1.動画パフォーマンスの概要をつかむ
  5. 2.期間を指定して分析
  6. 3.視聴したユーザの会社・視聴エリアを確認
  7. 4.他の動画と比較し改善へ
  8. 5.CSVデータで出力もできます
  9. 【補足】WistiaはSEO対策にも対応

  

 

【復習】「Wistia」で何が出来るの?

ここでWistiaの復習をしましょう。「Wistia」(ウィスティア)とは、BtoB企業向けの動画配信ツールです。

※参考【第1弾】ブログへ

YouTubeなどと比較して、Wistiaのオススメのポイントはこの2つ。

①誰がどの動画をどの程度、視聴したのかなど詳細なトラッキングが出来き、分析が可能になる

②無料プランがある

下記は管理画面のイメージになります。動画配信の分析結果を可視化できることは、かなり魅力的ですね。

 

 

既存のサービスも動画コンテンツになる!

第2弾のブログでは、簡単に動画を撮影する方法を紹介しました。※参考【第2弾】ブログへ

動画用に新しく撮影をしなくとも、今あるサービスを活用して自社のコンテンツとして作ることもできます!!

もし、社外向けのセミナーや講演会、社内教育などを行なっている場合、その様子を録画し、
パワーポイントの資料を添えるだけで

立派な1つの動画コンテンツとなります。


また、下記のような課題も現場では発生しやすく、こういった課題を、動画コンテンツで解決することも出来ます。

◆課題◆

  1. アンケートが集まらない、「ふつう」「コメントなし」など無難な回答が目立つ....
  2. 参加者の反応がわかりづらく、どの内容まで理解しているのかのかが、全く良く分からなかった...
  3. 次に向けてどこを改善すれば良いか、どの内容にニーズがあるかが分からない...

 

動画コンテンツで配信することで、一体どの様に役立つかと言いますと、下記のような事が実践できます。

例として、社外向けのセミナーを動画コンテンツにした場合を考えてみましょう。

 

  1. セミナー受講者への復習資料として利用
  2. 急遽予定が入った顧客へのアフターフォローに活用
  3. 「興味はあるけど、実際セミナーに行くのは考え中」といった潜在顧客に対して、次回のセミナーに参加したくなるような宣伝用
  4. 次回のセミナー開催に向けた、コンテンツの選定において、どのテーマに興味をもっているか把握が可能


セミナーの動画のリンクをフォローメールに添付するといったことだけでも、

また自社サイトを回遊し、他のコンテンツもあわせて閲覧する可能性が上がってきます。

動画コンテンツをきっかけに、ユーザとのより良い繋がりを再度もつことが出来ますね。

 

実際にWistiaを使って分析しよう 

 

分析指標としてわかることは簡単にまとめると下記の5つの項目となります。

 

  1. 平均エンゲージメント(Average Engagement)※下記で補足
  2. 動画再生数(Total Plays)
  3. 動画再生率(Play Rate)
  4. 総動画再生時間  
  5. 動画ローディング数 
 
※補足:ユーザが平均して XX% まで動画を視聴するかが分かります(計算式:値=総視聴時間 /総再生数×動画の長さ)
 

 具体的にWistiaの管理画面の例を参考にしながら、どのような分析ができるのか順に見ていきましょう。

 

 

 

1.動画パフォーマンスの概要をつかむ

 

下記の管理画面では、動画パフォーマンスの概要をつかむことが出来ます。

 

左側では、上から順に、

平均エンゲージメント(Average Engagement)・動画再生数(Total Plays)・動画再生率(Play Rate)が分かりますね。

右側のグラフでわかることは、時間の経過によるユーザの動向です。

 

 

動画の時間が進むにつれて、再生ユーザ数が減っています。(青色の部分)

また、どこの時間の場所で、再閲覧しているかもグラフで分かります。(赤色部分)

 

 

2.期間を指定して分析

下記のように、日付の期間を指定して、「日次」「週次」「月次」でチャートのトレンドを出すことができます。

また、他のビデオも追加し、期間で比較することができるので、便利です。

 

 

 

 

 

 

3.視聴したユーザの会社・視聴エリアを確認

該当の気になるユーザをクリックすると、一部例外を除き、下記のように会社名や、位置情報も得る事が出来ます。

ターゲットでエリアを条件としてる場合、きちんとターゲットに閲覧されてるかも、ここで確認ができますね!

 

目標の再生回数が多いから、そのうちコンバージョンに繋がるだろう!と考えていて、実際にふたを開けたら、

ターゲットの対象を「東京在住/30代男性/独身」としていたのに、他県や海外からの視聴が大きな割合を占めていた。。。

なんて驚く事実が発覚するかもしれません。

広告を出しているとするならば、表示条件などを見直す必要が出てきますね。

 

 

 

4.他の動画と比較し改善へ


  •  

    動画動画を比較して、改善する方法もあります。下記のサンプル例を比較して見ていきましょう。
  • 30分の動画と40秒の動画を比較すると、40秒の動画の方が、平均エンゲージメントが高いのが分かりですね。

平均エンゲージメントとは:ユーザが平均して XX% まで動画を視聴するかの値(計算式:値=総視聴時間 /総再生数×動画の長さ)

内容にもよるとは思いますが、

簡単な紹介・宣伝といった動画だと、それくらいの秒数で収まって方が、最後まで見てもらえる確率が高くなるのかもしれません。

ちなみに補足ですが、テレビのCMは15秒か30秒でおさまっています。

何をどの状況で伝えたいかによって、動画の分数を決めるのも改善のポイントになってきますね。

 

★他、改善ポイント例

 

①動画の長さ 

 ※何をどの状況で伝えたいかによって、動画の分数が変わってきます。同じコンテンツで複数作成するのもありです。

  例ですが、映画の予告編も、複数の長さパターンがあるように工夫の余地があります。

②タイトル・サムネイル

 ※タイトルとサムネイルは、動画の表紙になりますので、初見で内容が伝わるものを選定するのが良いですね。

③動画サイズ

 ※動画が、小さすぎても大きすぎても、効果が薄れてしまうかもしれません。適切な大きさを検討しましょう。

④サイトでの設置場所

 ※動画が再生されるように、適切な場所を模索しましょう。サイトのヒートマップを利用して、どこが見られているのか

  を把握する方法もありますので、そちらで確認するのがお勧めです。

   ※参考ブログ⇒【第1弾】無料で使える「Hotjar」が熱い!Webページでのユーザの動きを可視化

 

 

  

 

 

 

 

5.CSVデータで出力もできます

WistiaのデータはCSVでダウンロードすることが出来ます。

閲覧したユーザを1つ1つクリックして、傾向を探るのは、件数が多い場合、かなり大変になってきます。

データをダウンロードし、エクセルなどで、並べ替えやフィルターを利用して、全体の詳細な傾向掴み改善へ繋げることが出来ますので

この方法はオススメです。

※サイト翻訳で日本語訳することも可能です。詳しい方法はこちらを第2弾を参考に⇒【裏技】動画やサイトが英語が苦手でも大丈夫!


 

 

 

 

【補足】WistiaはSEO対策にも対応

補足ですが、「Wistia」の機能としてSEO対策にも対応しています。

「Wistia」には、Google検索結果のページ対して、より多くの動画を表示されるように、検索エンジンを最適化機能が備わっているようです。

「まずは動画を再生してもらう」というのが動画コンテンツのスタート地点になってきますので、

その点WistiaがSEOも対応しているのはかなりポイントが高いです。

分析と改善も、まずは多くのデータを集めることから始まりますので、どんどんPDCAを回していき、試行錯誤していくのが良いと思います。

 

今回の第3弾、如何でしたでしょうか。

Wistiaは、無料からでも使えるツールですので、試してみても損はありません。

Webサイトのマーケティングや分析に、ぜひご活用下さい。 

次回のブログでは、応用編として、マーケティングオートメーションについて紹介していこうと思います。

それでは次回もお楽しみに!

 

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