執筆者:原 友香
無料でも充実した機能。英語ツールを日本語で使う裏技も紹介!
マーケティングデザインの原です。「Hotjar」というサイト分析ツールをご存知でしょうか?
サイト訪問者のページ内の動きを、動画やヒートマップで確認できるのです。
さらに、Hotjarのすごいところは、無料でも使えるということ!
直感的で分かりやすい画面は、細かい分析がまだ苦手、というマーケティング初心者
にもオススメです。ブログ内では、日本語で利用できる裏技もご紹介します!
◆目次◆
「Hotjar」とは?
「Hotjar」(ホットジャー)とは、サイト訪問者のページ内の動きを、動画やヒートマップで確認できるサイト分析ツールです。
- サイト分析ツール、といえば、アクセス解析などで既にGoogleアナリティクスを利用している方が多いと思います。
- アナリティクスと違うところは、あくまでHotjarは「ページ内」のユーザの動きに特化している点です。
例として、下記のようなことを可視化するのに役立ちます。
- ランディングページ内をどのような順で読んでいるか
- 「問い合わせフォーム」や「アンケート」のページでなぜ入力に時間がかかっているのか
- トップページで、一番クリックされやすい場所はどこなのか
- ブログにおいて、読み飛ばされる部分と熟読される部分はどこなのか
等々、アクセス解析で出されたデータだけでは、分からない部分がありますね。
そういったものを「ヒートマップ」や「動画」といった可視化できるもので、ユーザの実際の行動から、マーケティングの改善や、施策案が生まれてくる場合があり、Hotjarはそういった意味で役立つツールになると思います。
それが無料で利用できるとあれば、試しても損はありません!
【ヒートマップ例】
※現時点では、公式ページは、英語版のみです。
英語ではありますが、登録自体は難しくはなく、Chromeのブラウザをご利用であるならば、
右クリック「日本語に翻訳(T)」や、ページ上部にある「翻訳切り替えボタン」を活用してみるのも1つの手段です。
無料プランで出来ること
Hotjarには、形態に合わせて様々なプランが用意されています。詳しくはこちらの公式価格ページを参考にして下さい。
今回おすすめしたいのが、「パーソナル」の「BASIC」無料プランです。(2018/7/31時点)
画面仕様が英語であること、1日2000PVまで、300件までのレコーディング記録、
ヒートマップは3件まで、といった制限がありますが、
正直そこまで難しい画面仕様ではなく、割と、視覚的・直感的である程度触れるツールでもありますので、
試しに使っても損はありません。
後々、必要に応じて、他の有料プランを検討してみても良いかもしれませんね。
無料プランでも使える機能
Hotjarで提供される主な機能は8種類です。
- ヒートマップ
- レコーディング(録画)
- ファネル機能
- フォーム
- 訪問者への質問・ポップアップ
- チャット式簡易フィードバック
- アンケート調査
- ユーザー調査依頼
具体的には、下記のような画面で、アクセス分析や、フィードバック設定をする出来ます。
①ヒートマップ(Heatmap )
ページのどこの部分が良く見られているかが、色で視覚的にわかるようになります。赤が注目が集まっている場所ですね。
②レコーディング(Visitor Recordings )
ユーザがサイトを閲覧した際の動画が記録されています。マウスとスクロール動きがここで分かります。
実際はページの下までほとんどスクロールされていなかった、
下部のボタンの存在に、ほとんどの人が気付いていないのでは?...など新しい発見があるかもしれません。
③ファネル機能(Conversion Funnels )
ページにおける離脱率と、該当の動画を確認することが出来ます。
④フォーム
フォームを作成することが出来ます。
⑤訪問者への質問・ポップアップ
顔のアイコンで、満足度を選択させ、ユーザは、ページの感想を残すことが出来ます。
⑥チャット式簡易フィードバック
事前に設定した質問を、チャット形式で自動で聞くことが出来ます。
⑦ユーザー調査依頼
テストユーザを募集することが出来ます。
「Hotjar」を動画で紹介
公式サイトから、Hotjarの紹介動画がありました。英語版ですが、イメージをつかみやすいと思いますので、
ぜひ参考にしてください。
【紹介動画】Intro to Hotjar... in 60 seconds
この機能は使える!Funnels編
上記で、簡単に機能の説明をしましたが、その中でもオススメしたいのが、「Funnels」機能です。
下記の画面をご覧ください。この機能ですごいポイントは、
離脱するページと割合、さらにその該当者の「動画」を見る事ができる事!!
なぜ問い合わせページまで来て、実際の問い合わせに繋がらないのだろうか…
といったグレーゾーンを「実際に画面で見る」ことができるのは、Webサイトの改善にかなり有力な情報ですね。
Hotjarを日本語画面にする裏技!
Hotjarが無料で使える、便利なツールである事は分かったけど、やっぱり英語の画面を触るのは抵抗がある…
といった方にオススメの方法があります。
ぜひ、Chrome画面で開き、自動翻訳機能を活用してみましょう。
Hotjarの画面は、英語ではありますが、Chromeのブラウザをご利用であるならば、
右クリック「日本語に翻訳(T)」を活用すれば、
下記のような画面になりますので試してみてはいかがでしょうか。
(一部、自動翻訳の問題で変わった日本語の言い回しがまざりますが、システム画面的には、特に大きな問題はなく利用できるかと思います。)
Hotjar編、第1弾、如何でしたでしょうか。無料で使えるツールですので、試してみても損はありません。Webサイトのマーケティングや分析に、ぜひご活用下さい。
【次回のブログ】
次回は、この「Funnels」機能によりフォーカスし、実際の設定から分析方法を紹介します。
引き続き、次回もお楽しみに!
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