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【第1弾】無料で使える「Hotjar」が熱い!Webページでのユーザの動きを可視化

執筆者:原 友香

 

無料でも充実した機能。英語ツールを日本語で使う裏技も紹介

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マーケティングデザインの原です。「Hotjar」というサイト分析ツールをご存知でしょうか?

サイト訪問者のページ内の動きを、動画やヒートマップで確認できるのです。

さらに、Hotjarのすごいところは、無料でも使えるということ!

直感的で分かりやすい画面は、細かい分析がまだ苦手、というマーケティング初心者

にもオススメです。ブログ内では、日本語で利用できる裏技もご紹介します!

   ◆目次◆

  1. 「Hotjar」とは?
  2. 無料プランで出来ること
  3. 無料プランでも使える機能
  4. 「Hotjar」を動画で紹介
  5. この機能は使える!Funnels編
  6. Hotjarを日本語画面にする裏技!

「Hotjar」とは?

「Hotjar」(ホットジャー)とは、サイト訪問者のページ内の動きを、動画やヒートマップで確認できるサイト分析ツールです。

  • サイト分析ツール、といえば、アクセス解析などで既にGoogleアナリティクスを利用している方が多いと思います。
  • アナリティクスと違うところは、あくまでHotjarは「ページ内」のユーザの動きに特化している点です。

例として、下記のようなことを可視化するのに役立ちます。

 

  1. ランディングページ内をどのような順で読んでいるか
  2. 「問い合わせフォーム」や「アンケート」のページでなぜ入力に時間がかかっているのか
  3. トップページで、一番クリックされやすい場所はどこなのか
  4. ブログにおいて、読み飛ばされる部分と熟読される部分はどこなのか

等々、アクセス解析で出されたデータだけでは、分からない部分がありますね。

そういったものを「ヒートマップ」や「動画」といった可視化できるもので、ユーザの実際の行動から、マーケティングの改善や、施策案が生まれてくる場合があり、Hotjarはそういった意味で役立つツールになると思います。

それが無料で利用できるとあれば、試しても損はありません!

【ヒートマップ例】

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Hotjar公式ホームページ

 

Hotjar公式ホームページ

※現時点では、公式ページは、英語版のみです。

 英語ではありますが、登録自体は難しくはなく、Chromeのブラウザをご利用であるならば、

 右クリック「日本語に翻訳(T)」や、ページ上部にある「翻訳切り替えボタン」を活用してみるのも1つの手段です。

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無料プランで出来ること

 Hotjarには、形態に合わせて様々なプランが用意されています。詳しくはこちらの公式価格ページを参考にして下さい。

今回おすすめしたいのが、「パーソナル」の「BASIC」無料プランです。(2018/7/31時点)

画面仕様が英語であること、1日2000PVまで、300件までのレコーディング記録、

ヒートマップは3件まで、といった制限がありますが、

正直そこまで難しい画面仕様ではなく、割と、視覚的・直感的である程度触れるツールでもありますので、

試しに使っても損はありません。

後々、必要に応じて、他の有料プランを検討してみても良いかもしれませんね。

無料プランでも使える機能

 Hotjarで提供される主な機能は8種類です。

  1. ヒートマップ         
  2. レコーディング(録画)    
  3. ファネル機能           
  4. フォーム           
  5. 訪問者への質問・ポップアップ        
  6. チャット式簡易フィードバック 
  7. アンケート調査        
  8. ユーザー調査依頼       

 

具体的には、下記のような画面で、アクセス分析や、フィードバック設定をする出来ます。

①ヒートマップ(Heatmap )

ページのどこの部分が良く見られているかが、色で視覚的にわかるようになります。赤が注目が集まっている場所ですね。

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②レコーディング(Visitor Recordings ) 

ユーザがサイトを閲覧した際の動画が記録されています。マウスとスクロール動きがここで分かります。

実際はページの下までほとんどスクロールされていなかった、

下部のボタンの存在に、ほとんどの人が気付いていないのでは?...など新しい発見があるかもしれません。

 

③ファネル機能(Conversion Funnels )

ページにおける離脱率と、該当の動画を確認することが出来ます。

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④フォーム

 フォームを作成することが出来ます。   

⑤訪問者への質問・ポップアップ

 顔のアイコンで、満足度を選択させ、ユーザは、ページの感想を残すことが出来ます。

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⑥チャット式簡易フィードバック

  事前に設定した質問を、チャット形式で自動で聞くことが出来ます。

⑦ユーザー調査依頼 

 テストユーザを募集することが出来ます。

「Hotjar」を動画で紹介

 公式サイトから、Hotjarの紹介動画がありました。英語版ですが、イメージをつかみやすいと思いますので、

ぜひ参考にしてください。

【紹介動画】Intro to Hotjar... in 60 seconds

 

この機能は使える!Funnels編 

 上記で、簡単に機能の説明をしましたが、その中でもオススメしたいのが、「Funnels」機能です。

下記の画面をご覧ください。この機能ですごいポイントは、

離脱するページと割合、さらにその該当者の「動画」を見る事ができる事!!

なぜ問い合わせページまで来て、実際の問い合わせに繋がらないのだろうか…

といったグレーゾーンを「実際に画面で見る」ことができるのは、Webサイトの改善にかなり有力な情報ですね。

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Hotjarを日本語画面にする裏技!

Hotjarが無料で使える、便利なツールである事は分かったけど、やっぱり英語の画面を触るのは抵抗がある…

といった方にオススメの方法があります。

ぜひ、Chrome画面で開き、自動翻訳機能を活用してみましょう。

 

英語が苦手な方へ…

 

 Hotjarの画面は、英語ではありますが、Chromeのブラウザをご利用であるならば、

 右クリック「日本語に翻訳(T)」を活用すれば、

 下記のような画面になりますので試してみてはいかがでしょうか。

  (一部、自動翻訳の問題で変わった日本語の言い回しがまざりますが、システム画面的には、特に大きな問題はなく利用できるかと思います。)

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Hotjar編、第1弾、如何でしたでしょうか。無料で使えるツールですので、試してみても損はありません。Webサイトのマーケティングや分析に、ぜひご活用下さい。

【次回のブログ】

 次回は、この「Funnels」機能によりフォーカスし、実際の設定から分析方法を紹介します。

引き続き、次回もお楽しみに!

 

Hotjar第2弾  <https://www.mk-design.co.jp/blog/2018/08/marketing-hotjar-free-tool-website-02>☚無料で使える「Hotjar」を活用しよう!ファネル機能でフォーム改善に挑戦

Hotjar第3弾  <https://www.mk-design.co.jp/blog/2018/08/marketing-hotjar-free-tool-website-03>☚無料で使える「Hotjar」を活用しよう!無料プランで使い続けるには?

 

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廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
インサイドセールス・マーケティング担当

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。