マーケティング ブログ

展示会のブース出展を成功させるマーケティングとは?~準備編~

作成者: 原 友香|2018/43/06

 

展示会の準備は、数ヶ月前から

  

 先日、「SPORTEC WEST 2018」がインテックス大阪にて開催されました。

展示会は長期戦であり、事前準備とフォローアップが大切になってきます。

展示会を成功させる為の、効果的なマーケティング手法を事例を交えて紹介します!

今回はイベント開催前にフォーカスした、「準備編」です。


  

 ◆目次◆

  1. 【STEP1】出展目的・目標の明確化から
  2. 【STEP2】ターゲットへのメッセージを決める
  3. 【STEP3】スケジュールを立てる
  4. 【STEP4】自社が持っているコンテンツを整理
  5. 【STEP5】ブース・配布サンプル決め
  6. 【STEP6】事前集客・プレスリリース

  

 

 【STEP1】出展目的・目標の明確化から

 

大前提として、「展示会で、何をもって成功とするのか」を一番初めに決めておく必要があります。

出展目的・目標を明確化し、それを軸にして計画を立てていきます。

例として、パターンは下記3つが考えられます。

 

【例】方向性のパターン・3種

 

【1】商談をその場で獲得   :「目標☓☓件」

【2】見込み客(リード)を獲得:「目標〇〇件」

【3】 社名やサービスを認知   :「目標△△人」

 

【3】に関しては、ネットを介して周知させるなど現在では他の方法がありますので、

どちらかというと【1】【2】で設定する方が現実的だと考えられます。

関連会社のマックスヒルズの事例では、【2】で目的・目的の設定をしました。

 目的設定の重要性に関しては、下記の第2弾『ブース出展の「成功指標」を明確に』をご参考下さい。

※第2弾⇒展示会のブース出展を成功させるマーケティングとは?~当日編~

また、実際SPORTEC WEST 2018 に実際行った当日の様子については、第1弾のブログをご参考下さい。

※第1弾⇒【大阪開催】SPORTEC WEST 2018の当日の様子をレポート

 

 【STEP2】ターゲットへのメッセージを決める

 

STEP1で、目的・目標が決まったら、それを実現していく「ターゲット」とターゲットに向けた「メッセージ」を考えます。

 業種・職種や役職、持っている課題などを想定し、ターゲットイメージを決めていきましょう。

設定ターゲットに対して、課題を解決するような「ソリューション」を提供できることをアピールする「メッセージ」も考えます。

それが、展示物やブースのコンセプトになります。関連会社のマックスヒルズの事例ですと、下記のようになります。

 

【例】コンセプト設定

 

【1】ターゲット     :スポーツクラブ経営者で、会員集客に困っている方

【2】メッセージ     :『本当に知りたい集客戦略が見えてくる!』

【3】 ソリューション   :スマホで簡単紹介・クチコプレミアム (紹介キャンペーンサービス)

 

 

 

 

 

 

 

【STEP3】スケジュールを立てる

目的・目標が決まったら、次はスケジュールを逆算して考えていきましょう。

展示会という『短期間の貴重な機会』を、最大限に活かすには事前準備が必要です。例えになりますが、

ものすごい良い映画を一生懸命作ったとしても、3日間の上映会に人が見に来なければ意味がありません。

よって、展示会が始まる前から入念な準備、関心をピークにもっていく「事前集客」・「育成」が大切です。

 下記は、マックスヒルズのスケジュール・サンプルになります。

 これを見てもらうと分かると思いますが、メルマガの配信が1ヶ月半前からもう始まっていますね!

 

 

 

 

【STEP4】自社が持っているコンテンツを整理

事前集客には、元々持っているコンテンツやサービスを「整理」することが必要になってきます。

スケジュールのように、メールマガジン・プレスリリースなどを行うためには、事前にメルマガを準備したり、展示会内セミナーを実施するのであれば、その準備も合わせてする必要があります。

既にそういった発信できるコンテンツがあれば、そこまで時間はかかりませんが、

もし全くない場合には、数ヶ月前から準備しておく必要があります。

 

  

【STEP5】ブース・配布サンプル決め

 

目的にあわせて、ブースの規模やデザイン、配布サンプルを決めましょう。

メーカーであれば製品サンプルや、体験ブースが手段として使えますが、商品が無形サービスである場合は、難しいですね。

そういった場合は「サービスに関連がある」かつ「足を止めてもらうキッカケになるもの」選定するのがベストです。

マックスヒルズは、高級りんごジュースを配りました。

これは、紹介したいサービスである・クチコプレミアム紹介キャンペーンの景品特典でもあります。

裏話になりますが、営業トークの際に「こちら、クチコプレミアムの人気景品になってまして…」と、

そのままサービスの話に繋げられるようにしています!

 

【STEP6】事前集客・プレスリリース

集客は、当日会場で行うものも、もちろんありますが、「事前集客」は確実にやっておいた方がよいでしょう。

自社でこれまで集めたリードや、商談中のお客様にも「展示会イベント」があることをお知らせして、

直接会ったり、話したりできるせっかくの機会を有効に使わない手はありません。

【マスメディア】✕【リアル】✕【デジタル】の3種を組み合わせて、最大限のアピールをしていきましょう。

 

【例】事前集客の方法

 

【1】マスメディア:展示会出展のプレスリリース ※リンクはこちら

【2】リアル     :招待状・DMの発送、展示会ブース、展示会内セミナー

【3】 デジタル   :メールマガジン配信、フォローアップのメール

 

マックスヒルズでは週1回の頻度でメルマガを配信していました。

展示会に向けては計6回分、配信しています。ただし、全てがイベントの告知メルマガではありません。

「紹介キャンペーン」「SNS」などの関連トピックブログを配信し、さらっと「展示会でも紹介しています」と加えるなどをして、

展示会に徐々に興味を持ってもらうという流れを作りました。

 

 

以上、「展示会のブース出展を成功させるマーケティングとは?」の準備編でした!

参考になりましたでしょうか?

イベントは事前準備の有無で、効果が変わってくるものです。

例えではありますが、良い映画を一生懸命作ったとしても、3日間の上映会に人が見に来なければ意味がありませんね。

 

イベントは短期間ですが、その機会をしっかりものにする為にも、事前に出来ることは全てやり切りましょう!

 イメージ的には一過性な感じが強い展示会ですが、実際は「地道で、長いプロジェクト」なのです。

次回は、「展示会のブース出展を成功させるマーケティングとは?~アフターフォロー編~

展示会、裏側を紹介します。それでは次回もお楽しみに!