マーケティング ブログ

Salesforce Pardotフォームのビジターリセットを日本語化させる方法

執筆者:三宅 毅

自社のPardot運用担当も他社のPardot構築支援もしています三宅です。

さて、Pardotのフォームについて、ビジター(訪問者)がフォームに事前入力されたフィールドをリセット(削除)できるようにする機能が、フォームの機能の中に搭載されています。

その機能は、Pardotで作成したフォームを開き、デザインの中に詳細タブがあるのでクリックする。
その中に、日本語だと、ビジターがフォームをリセットできるように [あなたのログイン名ではありませんか?] リンクを含める と書かれている部分があるので、こちらにチェックを入れます。英語だと Include "Not you?" link to allow visitors to reset the form と書かれています。(以下画像参照)

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チェックをつけると、ビジター情報をCookie側で保持している場合は、以下の画像のように「Not 様 毅 三宅? Click Here」と画面が表示されると思います。こちらのClick Hereをクリックするとフィールドをリセット(削除)できます。普通にチェックしただけだと英語表記、さらに姓と名が逆ですね。

20200812-2

修正する方法がないかとSalesforceのヘルプページを探すとフォームのデフォルトのテキストを変更する方法がありましたので、早速、実装してみました。 ※2020/8/13現在の状態ですので、最新の内容は、直接ヘルプページからご確認ください。

上記の内容をPardotのフォームレイアウトテンプレートのHeadタグ部分へJavascriptで書かれたスクリプトを書き込んでみました。

結果、ヘルプページにかかれていた通りなので、NotやClick Hereは、異なる言語であるドイツ語に変換されていました。

日本語にしてみようと、"du Inte"→"あなたが"と"Klicka har"→"でない場合はこちらをクリックください。"と変更したら以下の画像のように、なんとなく日本語っぽくなりましたが、姓名は、逆になっていますし、敬称が先になっています。


より一般的なリセットの表現にしようと、上記のJavascriptを削除し、下記のようなコードで新たにJavascriptを作成し、Pardotフォームのレイアウトテンプレートへ実装いたしました。

Javascriptコード
<script>
(function() {
var elems = document.querySelectorAll("#pardot-form .description");
for(var i = 0; i < elems.length; i++) {
var elem = elems[i];
var result;
if(result = elem.innerHTML.match(/Not (\S+) (\S+)\? (<[^>]*>)Click Here<\/a>\./)) {
elem.innerHTML = result[2] + " " + result[1] + "様でない場合は" + result[3] + "こちらをクリック</a>.";
}
if(result = elem.innerHTML.match(/Not 様 (\S+) (\S+)\? (<[^>]*>)Click Here<\/a>\./)) {
elem.innerHTML = result[2] + " " + result[1] + "様でない場合は" + result[3] + "こちらをクリック</a>.";
}
 }
} ());
</script>

レイアウトテンプレートへ実装してフォームを見たところ、違和感のない形式のリセットリンクに変更されました。

もし、リンクがうまく日本語化されていない方がいましたら、是非、上記のコードを参照してPardotに実装してみてください。尚、Pardotのフォームのテンプレートは個々に各種設定が異なりますので、何かがコードなどが邪魔してうまくいかなかったりいたしますので、必ずPardotのフォームテンプレートとフォームをコピーして、そこコピーした環境下において、検証を実施したのちに本番環境への実装することをおすすめいたします。
※上記に書かれている本コードの使用や実装につきましては、自己責任でPardot環境下で使用するようによろしくお願いいたします。

いかがだったでしょうか。なにかマーケティング業務やPardotの1つの使い方などの参考になれば幸いです。

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廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
インサイドセールス・マーケティング担当

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。