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【初級編】Google Analyticsのデータを完全自動でレポートにまとめる方法、ご存知ですか?

執筆者:原 友香

 

Googleスプレッドシートの活用でレポートを自動化

  

google_analytics_spreadsheet_report

 

Googleアナリティクスのレポート作成に時間をかけるのは面倒ですよね。

自動更新できるように、ViewIDを一度設定するだけで、Googleアナリティクスの最新データを常に確認することが出来ます。

毎週、毎月など、レポート作成に使っていた時間を各段に削減できること間違いなしです。

 

 

   ◆目次◆

  1. 初級編として、日次セッションレポートを作成してみましょう
  2. アドオンをインストールする
  3. データ抽出設定シート(Report Configuration)を作成
  4. データ抽出設定シート(Report Configuration)で詳細設定
  5. 表データをグラフ化する
  6. 【最後に】Schedule reportsで自動化更新の設定を!

 

初級編として、日次セッションレポートを作成してみましょう

業務でGoogleアナリティクスを使われている方は多いはずです。

期間を区切っての分析資料、社内での共有用やお客様先への報告用などで、日次レポート(週次、月次、年次)を作成している方も、また多いのではないでしょうか?

このデータ集計やレポート作成、とても簡単に出来る方法を今回は紹介したいと思います。

 

今回は、下記のようなサンプル想定で進んでいきたいと思います。 

【やりたい事】

日次・週次・月次のレポートを作成、かつグラフ化

【知りたい項目】

①日次セッション数 ←本日は初級編として、これを作成します!

②月別・週別_チャネル別セッション数

 【サンプル:イメージ画像】

 

google_analytics_spreadsheet_report_01.02-1

アドオンをインストールする

①Googleスプレッドシートのメニューにて「アドオン > アドオンを取得」を選択

②Google Analyticsを追加 「analytics」で検索して、「+無料」ボタンをクリック

google_analytics_spreadsheet_report_03

 

データ抽出設定シート(Report Configuration)を作成

①「アドオン > Google Analytics > Create New Report」を選択

②項目を入力し、「Create Report」ボタンを押下

③自動で「Report Configuration」というシートが作成される

 【項目入力例】

 

google_analytics_spreadsheet_report_04

 

1) Name your report

レポート名を入力

 

2) Select a view

データ抽出の対象となる、Analytics情報をプルダウンで選択

 

 

 

3)Choose configuration options

「Metrics」:取得値(例:sessions)
「Dimensions」:切り口となる指標(例:date)

 

 

 

 

 

 

データ抽出設定シート(Report Configuration)で詳細設定

①Report Configurationシートに戻り、「StartDate」「EndDate」を記載

★POINT★

 自動で抽出する為に、6か月前の月初から昨日までのデータをとるようにセルに数式を入れます。

 

 StartDate=Date(Year(EDATE(Today(), -6)),MonTH(EDATE(Today(), -6)),1)  
        ※StartDateは、6か月前の月初を指定しています。

 EndDate=today()-1  

 google_analytics_spreadsheet_report_05

 ※他パラメーターでより詳細な設定も可能です。詳しくは下記もご参照ください。

 https://developers.google.com/analytics/solutions/google-analytics-spreadsheet-add-on#required-parameters

 

③「アドオン > Google Analytics > Run reports」を選択

④新シートで、表データが作成される

google_analytics_spreadsheet_report_06

 

 

 

表データをグラフ化する

ここからグラフ化するには、

①タブの「グラフを挿入」でも出来ます

google_analytics_spreadsheet_report_07-1

 

②また、詳細なグラフ作成ならタブより「データ>ピポットテーブル」もお勧めです。

google_analytics_spreadsheet_report_08-1

 

【最後に】Schedule reportsで自動化更新の設定を!

毎日「Run reports」するのは大変ですね。
「Schedule reports」を設定して、毎日自動更新されるようにしましょう。

①「アドオン > Google Analytics > Schedule reports」を選択

②「Enable reports to run automatically.」にチェックを入れる

③「every hour」「every day」「every week」「every month」より、希望の時間帯を設定

④「Save」ボタンをクリック


google_analytics_spreadsheet_report_09

 

以上で設定は終わりです。最後までお付き合い頂きありがとうございます。

これで明日から、Schedule reportsで設定した時間に、自動でデータが更新され、レポートが作成されます。


【お知らせ】
次回から、ブログではこの応用編として「週次・月次レポート」や、 Webとしてみるべき項目のポイント、

運用面でのデータ範囲設定、フィルター機能などをご紹介します!

2. 中級編はこちら  <https://www.mk-design.co.jp/blog/2018/05/marketing-google-analytic-spreadsheet-report-automation-02> ☚【中級編】Google Analyticsのデータを完全自動でレポートにまとめる方法

下記、英語でのスプレッドシート作成解説もありますのでご参考に。
https://developers.google.com/analytics/solutions/google-analytics-spreadsheet-add-on

 

 <https://www.mk-design.co.jp/download/google-analytic-spreadsheet-report-automation>  GAのデータを完全自動でレポートにする方法をダウンロード ◆日次・週次・月次レポート対応 ◆1回作れば、あとは自動化 ◆冊子を見ながら設定へ 【初級編】から【上級編】で解説した内容含め、PDF冊子にまとめました。  資料のダウンロードはこちら  <https://www.mk-design.co.jp/download/google-analytic-spreadsheet-report-automation>

気軽にお問い合わせ下さい <https://www.mk-design.co.jp/contact>

 

どんな小さな質問・ご相談でも構いません。まずは、気軽にご相談ください。

オススメのブログ記事

廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
データ サイエンティスト

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。