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参照元分析における(direct) / (none)とは?フィルタ編

執筆者:原 友香

 

フィルタの設定で、リファラースパムを除外する方法


 

google-analytics-direct-none-filter-top-img

Googleアナリティクスの参照元分析の際、

(direct) / (none)の割合が多いとお困りではありませんか?

それは、リファラースパムが原因の可能性があります。

今回は、Googleアナリティクスにおけるフィルタ設定を実行し、

より正確な参照元を把握しましょう。

前回までの関連ブログをご覧になっていない方はそちらを先にご覧頂くと、

より理解が深まります。

 

1.パラメーター編  <https://www.mk-design.co.jp/blog/2018/06/marketing-google-analytics-direct-none-campaign-01> ☚参照元分析における(direct) / (none)とは?キャンペーンパラメーター編

 

 ◆目次◆

  1. フィルタを作成して除外する
  2. 方法①ボットフィルタリング機能の有効化
  3. 方法②直接URLを指定
  4. 方法③条件を指定

 

フィルタを作成して除外する

前回、(direct) / (none)を特定させる為に、キャンペーンパラメーターを設定しました。

キャンペーンパラメーターを設定してもまだ(direct) / (none)が多い場合は、リファラスパムである可能性があります。

その場合、Googleアナリティクスでフィルタを作成して除外するのが有効的です。

 

リファラースパムとは

 

 参照元(リファラー)を利用して、スパムサイトへ誘導するものを指します。

【リファラースパムの例】

下記の「ɢoogle.com」も参照元URLが多く羅列している場合、googleの何かかな?と、うっかりクリックしそうになりますよね。

ɢoogle.com【誤】 ≠ google.com【正】

【参考】増加するリファラースパム...

https://matome.naver.jp/odai/2147982838866792001

 

方法①ボットフィルタリング機能の有効化

まず初めに、Googleアナリティクスの「ボットフィルタリング機能」を有効化しましょう。

チェックマークを付け有効化することで、ボットやスパイダーなどを除外することが出来ます。

 【手順】

①「管理」>「ビュー設定」を開く

②「ボットのフィルタリング」にチェックを入れる

③保存ボタンを押下

 google-analytics-direct-none-filter-01

 

   

方法②直接URLを指定

怪しいURLを既に認識している場合、直接指定のURLでフィルタを設定しましょう。

まず、Googleアナリティクスを開きます。 

【手順】

①「管理」>「アカウント」の「全てのフィルタ」を選択

 google-analytics-direct-none-filter-02

 

②「+フィルタを追加」を押下し、フィルタを新規作成

google-analytics-direct-none-filter-02_2

 

③「フィルタ名」に任意の名前をつける(例:【スパム除外】XXXXX)

④フィルタの種類で「カスタム」「除外」を選択

⑤フィルタフィールド「参照」を選択

⑥スパムと思われるURLを入力

 google-analytics-direct-none-filter-03

 

⑦適用するビューを選択

⑧「保存」を押下

 

 google-analytics-direct-none-filter-04

   

方法③条件を指定

具体的なURLが分からない、もしくは一貫性がない場合、よくみられる特徴を条件にフィルタを作成します。

リファラースパムの特徴の1つに、言語設定がない(not set)であることが挙げられます。

基本的に「方法②」の手順を参考に、下記で新規の「除外フィルタ」を作成します。

【手順】

①~④は、「方法②直接URLを指定」の手順と同様

⑤フィルタフィールドで、「言語設定」を選択

⑥フィルタパターンは、(not set)

 google-analytics-direct-none-filter-05

 

⑦適用するビューを選択

⑧「保存」を押下

以上で設定は完了です。最後まで購読頂きありがとうございます。

ぜひキャンペーンパラメーターとフィルタを併用し、より精度の高い参照元分析に役立てて下さい。

それでは、次回のブログもお楽しみに!

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廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
データ サイエンティスト

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。