執筆者:原 友香
システム連携で、インバウンドマーケティングに役立つ情報をプラス

Salesforceを既に導入しており、HubSpotとの連携を考えている方向けです。
その中でも、インバウンドマーケティングに活用できる情報を連携する方法をご紹介します。
今回は導入編として、HubSpotとSalesforceの棲み分け、連携のメリット、
マッピングをせず、簡単にSalesforceの画面にHubSpotの項目を
表示させる方法などから始めましょう。
- HubSpotとSalesforceを連携するメリットとは
- インバウンドマーケティングとは
- HubSpotとSalesforceの棲み分け
- 今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順①
- 今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順②
HubSpotとSalesforceを連携するメリットとは
Salesforceは、企業の営業活動を最適化する為のシステムとなります。
一方、HubSpotはインバウンドマーケティングに強みがあります。
つまり、HubSpotは営業活動における顧客になる前段階である、見込み顧客の「関心度」を詳細に把握することが出来ます。
興味を持っている顧客をいかに上手く獲得し、よりその関心を育て、営業活動における商談へ繋げるという
そのプロセスにおいて、Salesforce×HubSpotの連携機能を使いこなす事はマーケティング活動の重要な戦力となります。
インバウンドマーケティングとは
インバウンドマーケティングに強みがある、HubSpot。
インバウンドマーケティングのメインターゲットは、興味を持っている、あるいはこれから興味を持ってもらえそうな、
「見込み顧客」となります。このターゲット層に対して、自社の商品やサービスにより高い関心を持ってもらうように導く
マーケティング手法を指しています。
より高い関心を持ってもらう為、ブログや無料DLのホワイトペーパー・eBook、紹介動画、SNS発信などのWebコンテンツを
充実させることが、成果のポイントになります。
HubSpotとSalesforceの棲み分け
SalesforceとHubSpotは、それぞれに特徴があります。この2つのシステムの棲み分けを再確認しましょう。
営業活動を効率的にする、営業支援システム。クラウド型 CRMアプリケーションです。
【特徴】
・リード(Lead)、取引先責任者(Contact)、取引先(Account)、商談(Opportunity)の一括管理
・レポート、ダッシュボード作成機能
・Chatterや通知機能で、適切な活動タイミングをお知らせ etc...
【紹介動画】Salesforce Cloud
Salesforce公式ホームページ:https://www.salesforce.com/jp/
インバウンドマーケテイングを主軸にした、マーケティングオートメーションツール
【特徴】
リードである「見込み」顧客の基本情報と、やり取りを管理することができます。
【やり取りの例】
・Web上でのページ閲覧履歴
・eBookのダウンロードや、フォームの通過など
・個々でやり取りするメールの履歴 etc...
【紹介動画】What is HubSpot?
HubSpot公式ホームページ:https://www.hubspot.jp/
今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順①
まず初めに、下記マニュアルに沿ってシステム間の連携設定をご確認下さい。
設定が終わりましたら、リードの画面に、下記のようにHubSpotの情報を表示させる方法をご紹介します。
◆HubSpot Lead Intelligence : Webのアクセス状況履歴、ハブスポットスコアなど
※次回ブログにて、HubSpotのスコアリングを独自に設定する方法を説明します
◆HubSpot Lead Nurturing : メールのやり取り、ワークフローなど
【手順】
①Salesforce リード画面を開く
②右上の設定ボタン(ギアマーク)より「オブジェクトを編集」を選択
③ページレイアウトを選択
④リードページレイアウトから、「Visualforceページ」を選択
⑤「HubSpot Lead Intelligence」「HubSpot Lead Nurturing」を各々ドラックし、リード画面上に表示したい場所へドロップ
⑥適応&保存をし、更新をして、リード画面をご確認下さい。
今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順②
次は、リードの画面に「活動履歴」と「活動予定」情報を表示させる方法をご紹介します。
【手順】
①Salesforce リード画面を開く
②右上の設定ボタン(ギアマーク)より「編集ページ」を選択
③アプリケーションビルダー
(1)「関連リスト‐1つ」 を選択
(2)「活動履歴」・「活動予定」 を選択
(3) エリアが追加されるので、好きな位置へ配置する
(4) 保存・必要であれば有効化
以上で設定は終わりです。最後までお付き合い頂きありがとうございます。
これでSalesforceのリード画面に、HubSpotの基本情報が連携され、表示されるようになります!
ぜひ、インサイドセールスにご活用下さい。
【お知らせ】
次回からは、今回のブログ内容を踏まえ、より実践的なものを作っていきましょう。
HubSpotのスコアリングを独自に設定し、Salesforceのダッシュボードを作成する方法についてご紹介します。
それでは、次回もお楽しみに!