マーケティング ブログ

【導入編】HubSpotとSalesforceを連携し、営業活動を加速させよう!

執筆者:原 友香

 

 システム連携で、インバウンドマーケティングに役立つ情報をプラス

  

salesforce_hubspot_integration_step1_01


Salesforceを既に導入しており、HubSpotとの連携を考えている方向けです。

その中でも、インバウンドマーケティングに活用できる情報を連携する方法をご紹介します。

今回は導入編として、HubSpotとSalesforceの棲み分け、連携のメリット、

マッピングをせず、簡単にSalesforceの画面にHubSpotの項目を

表示させる方法などから始めましょう。

 

 

   ◆目次◆

  1. HubSpotとSalesforceを連携するメリットとは
  2. インバウンドマーケティングとは
  3. HubSpotとSalesforceの棲み分け
  4. 今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順①
  5. 今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順②

 

HubSpotとSalesforceを連携するメリットとは

Salesforceは、企業の営業活動を最適化する為のシステムとなります。

一方、HubSpotはインバウンドマーケティングに強みがあります。

つまり、HubSpotは営業活動における顧客になる前段階である、見込み顧客の「関心度」を詳細に把握することが出来ます。

興味を持っている顧客をいかに上手く獲得し、よりその関心を育て、営業活動における商談へ繋げるという

そのプロセスにおいて、Salesforce×HubSpotの連携機能を使いこなす事はマーケティング活動の重要な戦力となります。

 下記、連携の基本設定マニュアルになりますので、活用下さい。

 

連携・基本設定マニュアル

 

【参考】HubSpotマニュアルHubSpotとSalesforceのインテグレーションをセットアップする方法

 

インバウンドマーケティングとは

インバウンドマーケティングに強みがある、HubSpot。

インバウンドマーケティングのメインターゲットは、興味を持っている、あるいはこれから興味を持ってもらえそうな、

「見込み顧客」となります。このターゲット層に対して、自社の商品やサービスにより高い関心を持ってもらうように導く

マーケティング手法を指しています。

より高い関心を持ってもらう為、ブログや無料DLのホワイトペーパー・eBook、紹介動画、SNS発信などのWebコンテンツを

充実させることが、成果のポイントになります。

 

HubSpotとSalesforceの棲み分け

 

SalesforceとHubSpotは、それぞれに特徴があります。この2つのシステムの棲み分けを再確認しましょう。

 

Salesforce

 

営業活動を効率的にする、営業支援システム。クラウド型 CRMアプリケーションです。 

【特徴】

・リード(Lead)、取引先責任者(Contact)、取引先(Account)、商談(Opportunity)の一括管理

・レポート、ダッシュボード作成機能

・Chatterや通知機能で、適切な活動タイミングをお知らせ etc...

【紹介動画】Salesforce Cloud

 

 

Salesforce公式ホームページ:https://www.salesforce.com/jp/

 

 

HubSpot

 

インバウンドマーケテイングを主軸にした、マーケティングオートメーションツール 

【特徴】

リードである「見込み」顧客の基本情報と、やり取りを管理することができます。

【やり取りの例】

・Web上でのページ閲覧履歴

・eBookのダウンロードや、フォームの通過など

・個々でやり取りするメールの履歴 etc...

【紹介動画】What is HubSpot?

 

 HubSpot公式ホームページ:https://www.hubspot.jp/ 

 

 

 

今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順①

まず初めに、下記マニュアルに沿ってシステム間の連携設定をご確認下さい。

 

連携・基本設定マニュアル

 

【参考】HubSpotマニュアルHubSpotとSalesforceのインテグレーションをセットアップする方法

 

設定が終わりましたら、リードの画面に、下記のようにHubSpotの情報を表示させる方法をご紹介します。

 salesforce_hubspot_integration_step1_02

 

HubSpot Lead Intelligence : Webのアクセス状況履歴、ハブスポットスコアなど
       ※次回ブログにて、HubSpotのスコアリングを独自に設定する方法を説明します

HubSpot Lead Nurturing    :  メールのやり取り、ワークフローなど

 

【手順】

①Salesforce リード画面を開く

②右上の設定ボタン(ギアマーク)より「オブジェクトを編集」を選択

salesforce_hubspot_integration_step1_07

 

③ページレイアウトを選択

salesforce_hubspot_integration_step1_03

 

 ④リードページレイアウトから、「Visualforceページ」を選択

 ⑤「HubSpot Lead Intelligence」「HubSpot Lead Nurturing」を各々ドラックし、リード画面上に表示したい場所へドロップ

salesforce_hubspot_integration_step1_05

 

 ⑥適応&保存をし、更新をして、リード画面をご確認下さい。

 

今すぐ出来る基本情報の画面表示:手順②

次は、リードの画面に「活動履歴」と「活動予定」情報を表示させる方法をご紹介します。

salesforce_hubspot_integration_step1_04

 

【手順】

①Salesforce リード画面を開く

②右上の設定ボタン(ギアマーク)より「編集ページ」を選択

salesforce_hubspot_integration_step1_07

 

③アプリケーションビルダー

 (1)「関連リスト‐1つ」 を選択

 (2)「活動履歴」・「活動予定」 を選択

 (3) エリアが追加されるので、好きな位置へ配置する

 (4) 保存・必要であれば有効化

salesforce_hubspot_integration_step1_06

 

 

以上で設定は終わりです。最後までお付き合い頂きありがとうございます。

これでSalesforceのリード画面に、HubSpotの基本情報が連携され、表示されるようになります!

ぜひ、インサイドセールスにご活用下さい。


【お知らせ】
次回からは、今回のブログ内容を踏まえ、より実践的なものを作っていきましょう。

HubSpotのスコアリングを独自に設定し、Salesforceのダッシュボードを作成する方法についてご紹介します。

それでは、次回もお楽しみに! 

 

実践①:リードスコアリング編  <https://www.mk-design.co.jp/blog/2018/07/marketing-salesforce-hubspot-integration-02>

 

 

<https://www.japanma.or.jp/download/33/>  間違ったマーケティング・セールスでは会社はつぶれる(1)  あなたの会社のマーケティング・セールスは進化していますか? マーケティング・セールスの方法は人口減少や、マーケットの縮小などにより変化が必要です。マーケティング・セールスの根本的な仕組みが分かる小冊子『間違ったマーケティング・セールスでは会社はつぶれる(1)』では、マーケティング・セールスの基本知識の習得ができます。   資料をダウンロードする <https://www.japanma.or.jp/download/33/>

 

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どんな小さな質問・ご相談でも構いません。まずは、気軽にご相談ください。

オススメのブログ記事

廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
データ サイエンティスト

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。