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事例で分かる!AIを活用した営業支援・東洋経済セミナー

執筆者:原 友香

 

AIセールスの時代が到来!

 

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 2019年1月下旬、東洋経済主催セミナー「営業改革 Winter’19」~AIセールス時代到来~
が東京・大阪で開催されました。

AIを営業活動に活用した事例として、弊社代表の
廣見が、
登壇致しました。今回は、大阪での様子をレポート致します


  

 ◆目次◆

  1. 東洋経済セミナー「シリーズ営業改革 Winter’19」
  2. AI営業で使うテクノロジーとは一体何か?
  3. マックスヒルズの事例紹介・弊社代表の廣見が登壇!
  4. 営業におけるAI活用のフェーズの場所はどこか?
  5. AI導入によって得られた直接効果
  6. AIが動くには「データ」が必要

  

 

 東洋経済セミナー「シリーズ営業改革 Winter’19」

 

1月30日、東洋経済主催セミナー「営業改革 Winter’19」~AIセールス時代到来~に参加しました。

開催場所は、2都市開催で「東京」・「大阪」です。

場所はJR大阪駅から直結のグランフロント大阪という好立地でした。

今回のセミナー対象者の縛りが「従業員数400名以上の企業にお勤めの企業経営者、 経営幹部、営業部門の部門長など

という条件が課せられていたにもかかわらず、定員200人がほぼ満席状態。

 

【大阪会場の様子】

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ー週間前での東京開催では、なんと2倍の400人だったようで、「営業×AI」というテーマへの注目度が高いことが分かります。

こちらは東京会場の様子です。スーツをびしっと着て、ビジネス的な緊張感がありますね。

 

【東京会場の様子】

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営業改革 Winter’19 ~AIセールス時代到来~

 

セミナーの詳細はこちら⇒https://toyokeizai.net/sp/sm/bs201901/

開催概要(抜粋)

”...シリーズ営業改革 Winter '19では、AIに代表される新しいテクノロジーを使うことで、営業活動がどのように変化するのか事例とともに学ぶ機会をご提供いたします。AI、営業支援システム、データアナリティクスなど、テクノロジーを使った新しい営業マネジメントの手法についてご興味のある方、課題解決のヒントを得たい方は是非ご参加ください。

 

 

 ちなみに今回のセミナーは特典も豪華でした。「東洋経済」、最後にアンケートに答えて「ホモ・デウス(上)」が頂けました。

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参考元:https://toyokeizai.net/sp/sm/bs201901/

 

AIやデータ周りに詳しくない方でも、これを読んで、市場の動向や海外の事例などのトレンドを把握できるのは良いですね。

ホモ・デウスの著書、ハラリ氏は、”AIというテクノロジーによって、人々がごく一部のエリートと多数の無用者階級に分断され、

かつてない階層社会が到来する...”と警鐘しているようで、一見過激に見えますが、考えさせられるところもあります。

私も先日頂いたばかりで、まだ読んでいませんが週末にも読んでみようと思っております!

 

 

 AI営業で使うテクノロジーとは一体何か?

 

Salesforce社のマーケティングディレクターの方が登壇し、AIと営業がどう関わるのか、技術・システム面の説明をして下さいました。

現代における営業スタイルのパターンとして、「昭和・体力型営業」「AI・頭脳営業」と分類し、AIを利用することで、

属人的な営業活動を減らしていき、再現性の高いスマートな営業活動が出来るようになるとのことでした。

下記のようなイメージ例を提示して頂き、大変分かりやすかったです。

 

【昭和・体力営業】

現場まかせの指示、気合・根性・経験・体力で難所を乗り切る、見えている情報範囲が狭い、上司には口頭で報告 etc..

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【AI・頭脳営業】

事前の状況把握(マーケティングオートメーションを利用)、AIスコアリングで優先付け、アナリティクスで状況を俯瞰 etc..

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営業職の採用が上手くいかない、人数が足りない!言われている昨今において、

出来るだけ再現性の高い、「AI・頭脳営業」にシフトしていくというのが今後のトレンドではないでしょうか。

 

 

 マックスヒルズの事例紹介・弊社代表の廣見が登壇!

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『AIがすごいのは分かっている。ただ、AIや最新テクノロジーで営業を効率化!と言われても、具体的に業務や運用上で、

どう変わるのかイメージが全くわからない。』

というのが本音だと思います。テクノロジーの理論ベースで、なんやら抽象的なことを言われても分かりづらいですよね。

廣見が初めて社内にAIを活用すると発表した際にある社員から、私がロボットに置き換えられるんですか?という声も上がったそうです。

もちろん、従業員をロボットに置き換えた訳ではありません!どの営業活動のフェーズに導入したかは次で説明します。

 

 マックスヒルズと弊社の関係

 

マックスヒルズと弊社は、関連会社です。弊社マーケティングデザインの代表である廣見は

関連会社マックスヒルズの第一カンパニー、カンパニー長でもあります。参考はこちら

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簡単ではありますが、2社を紹介しますと、マックスヒルズは主にスポーツクラブ向けの集客支援を行う広告代理店で、

マーケティングデザインは、主に中小企業向けのマーケティングパートナー(相談役)といった位置づけになります。

 

◆マーケティングデザイン会社概要:https://www.mk-design.co.jp/company

◆株式会社マックスヒルズ:https://www.goodsalespromotion.jp/

 

  

 

 営業におけるAI活用のフェーズの場所はどこか?

AIを導入したフェーズは、下記の表の通りです。各フェーズの効果を最大限に上げる為にAIが導入されました。

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 その中でも営業フェーズを分けると、「新規商談を獲得するフェーズ」「商談を成約するフェーズ」

「LTVを最大化させるフェーズ」(Life Time Value:顧客生涯価値)の3つになります。

 

 

 AI導入によって得られた直接効果

 AIを先程のフェーズに導入することで、マックスヒルズがどう変わったのでしょうか?

導入することによって得られた直接的な効果は、下記の3つになります。

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①~③を噛み砕いて言えば、『新人であっても、ある程度ベテランのように営業活動が出来る仕組み』が実現可能になるということです。


①AIで商談成立可能性をスコアリング化

AIによる商談のスコアリングのイメージ図です。AIが日々のメールや電話などの商談活動データに基づき成約の可否を点数化してくれます。

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②マーケティングデータと商談データが統合されて可視化

顧客と接触してから商談成約までのあらゆるデータが統合されたことで、こちらのグラフ図のように、各々の事象に対しての関係性がわかるようになりました。

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③AIがアポリストを作成

AIが社内にあるマーケティングデータと商談データを学習することで、見込み顧客リストの中から

どの顧客が商談につながる可能性が高いか?と言うことをスコアリング化してくれます。

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特に、中小企業では、新人教育に当てられる人的リソースが限られます。となれば、余計に「再現性」を上げる仕組みが必要ですね。

少し内部の話をしますと、マックスヒルズに昨年、転職で入社して来た男性の方がいらっしゃいます。

営業未経験にも関わらず、転職して1か月経たない内に、AIが作成した有望顧客アポリストをみながら、お客様に電話をし、

アポイントを獲得するというが出来ています!

先輩が1から10まで、社内のことや営業のやり方を教えてはいません。

既にシステムに入っている、成功商談ケースには活動履歴として「録音データ」が添付されており、

自分の商談と成功商談を比較したり、録音データを聞いて自分なりのトークスクリプトを考え、日々、常にブラッシュアップを

自分で行なっているようです。

 

AIが動くには「データ」が必要

AIがその力を発揮できる前提として、企業活動における「データ」が必要になってきます。

以前はこのようにエクセルで情報共有をしていたそうです。

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マックスヒルズは、当時のエクセルでのデータ管理に限界を感じ、また、営業活動では同じような問題が現れ、

商談成約のためのボトルネックが分からず、まさに「未来の見えない状態」だったそうです。

その対策の為、データを収集できるように、13年前、SFAやCRMを導入しました。

 

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企業名や役職などの顧客情報、商談を成約するために日々営業が記録している電話やメールや訪問内容などの商談情報、これらはSFA/CRMから取られるデータです。

また、ウェブサイトの訪問から得られる閲覧ページや閲覧時間、サイトへの流入経路などの顧客ニーズこれらのデータはマーケティングオートメーションから得られる情報になります。

データを活用することは、決して簡単な道のりではありません。何より営業の運用や体制を変えるというのはパワーが必要です。

ですが、日本の市場が縮小し、採用が難しくなり、売ることがより重要になる時代を切り抜く1つの手段として、AIが大きな味方になると感じました。

今回は残念ながら、全ての内容をブログでお伝えすることが出来ませんでした....

下記リンクより、セミナー資料のダウンロードが可能です。この機会にぜひご参考下さい!

 

東洋経済「営業改革 Winter’19」~AIセールス時代到来~
セミナー資料・ダウンロードはこちら

以上、東洋経済「営業改革 Winter’19」セミナーリポートでした。次回のブログもお楽しみに!

 

 

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廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
データ サイエンティスト

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。