執筆者:柴沼 潤
【新しい研修スタイル!】学習コンテンツを公開!受けてみた結果は?
こんにちは。マーケティングデザインの柴沼です。
前回の記事ではTrailmakerを用いてコンテンツを作成したところまで報告致しました。
今回はいよいよ作成したコンテンツをリリース上で編集し、myTrailheadに公開していくところまでをお伝えします。
また、これまでの記事を読んでない方は是非こちらもご一読いただければ幸いです。
👉【社員のスキルをアップ!】独自の研修プログラムを作成できる「myTrailhead」①
👉【社員のスキルをアップ!】独自の研修プログラムを作成できる「myTrailhead」②
本記事でお伝えする内容と全3回の記事全体の目次を再掲致します。
お伝えする内容
・「myTrailhead」とは自社独自の学習プログラムを作成できるサービスである
・「myTrailhead」を活用すれば、効率的・効果的に社員のスキルアップを促進できる
・実際に社内学習プログラムをつくってみた(作成レポート)
今回は3‐2.リリースの作成と編集からお伝えします。前回作成したモジュールを公開し、実際にスタッフに受けていただきました。
◆目次◆
- myTrailheadとは?
1-1. Salesforce社
1-2. 「Trailhead」という学習ツール
1-3. 自社でも作れる独自のトレイル「myTrailhead」 -
独自のコンテンツの作り方
2‐1. 用語一覧
2‐2. 作成フロー -
作成レポ-ト
3-1. コンテンツの作成
3-2. リリースの作成と編集 -
完成、テスト実施
3-2. リリースの作成と編集
④モジュール・ユニットをまとめるためのリリースを作成する
まずはリリースを作成します。トレイルメーカーの上部タブの「Release」をクリックしてコンテンツからリリースに切り替えます。切り替えたら画面右上の「New Release」をクリックして、指示に従い新しいリリースを作成します。このときリリースの名前とAPI名を入力します。
作成されたリリース名をクリックし、リリース編集画面を開いてコンテンツを加えていきます。このとき編集画面にあるリリースの「Status」はオープンにしておきます。(Lockedにしておくと、自分だけがリリースを編集できるようになります)。右上の「Add Content」から、先ほど作成したモジュールとユニットのAPIを入力し、コンテンツをリリースに加えていきます。
ここで、API名の入力だけでなく「Operation」を選択する箇所がありますので、「Upsert(更新)」を選択します。
入力後「Save」を押すとリリースにコンテンツ一覧が表示されますが、この操作を行っただけでは下記のようなエラーが出ます。(自分はこのエラーの原因がよくわからず苦労しました)
「View Errors and Warning」をクリックしてエラーの内容を見てみると、「このコンテンツをアップロードしてください」という警告が出てきます。
そこで一度Trailmakerのコンテンツタブをクリックし、もう一度モジュールの編集画面へと移動します。画面右上の「Add to Release」を選択し、さきほど作成したリリースにアップします。
この「作成したコンテンツをリリースにアップロードする」というアクションが抜けていると先ほどのエラーが出るようです。アップロードが完了すると下記のような画面が出ますので、表示されたURLのコピーとファイルのダウンロードを必ず行ってください。
URLはプレビューページを表示するためのものです。ダウンロードするファイルはバックパックと呼ばれ、作成したファイルのマスターコピーです。会社の共有フォルダに保存しておけば、誰もがコピーしてモジュールの編集等を行うことが出来ます。
改めてリリースの編集ページに戻ると、無事にエラーが消えてました。
(※現在はTrailを作成していないと警告が出るようですが、モジュールだけでも問題なく公開できます)
これでリリースへのコンテンツのアップ完了です。
⑤エラーチェックを行い、プレビューを確認
公開する前に一度プレビューを開いて確認を行います。リリース編集画面の上部「Preview」をクリックします。
作成したモジュールが画面右下に新しく加わっています。目の形をしたマークはプレビューでのみ表示されていることを示します。モジュールをクリックすれば、実際に単元を確認したり、Quizを受けることができます。
⑥内容に問題がなければ”公開”する
プレビューを確認して特に問題がなければリリースの編集画面の上部「Publish」をクリックします。
これで学習プログラムの作成完了です。
4.完成、テスト実施
公開するとプレビュー画面に出ていた目の形のマークはなくなり、社内のみんながアクセスできるようになります。
(※myTrailheadにアクセスするための権限は別途必要になります)
実際にインサイドセールスのメンバーに作成したモジュールを受けていただきました。
クイズを見て「分からないかも、、、」と一言。
定期的にクイズを解くことで、復習するのもいいかもしれません。
終わりに
いかがでしたでしょうか。今回はコンテンツとリリースを作成し、myTrailheadに追加するところまでを行いました。クイズを考えたりと手間のかかる場面もありますが、一度作成してしまえばずっと使えますので社員のスキル向上を図るにはとても有効なツールだと思います。各自がどのくらいプログラムを進めたか一目でわかるのも、管理職に方にとってはありがたいポイントではないでしょうか。
myTrailheadでは「トレイル」を作成し、体系的に学習プログラムを組み合わせることでより充実した社員のスキルアップを促せます。また「Archive」や「restore」により古くなったユニットを削除/復元することも出来るようなので、これらをうまく活用して学習プログラムを充実させていきたいと思います。
そのときはまたレポートを作成しますので、ご一読いただければ幸いです。ここまでお読みいただきありがとうございました。
マーケティングデザイン 柴沼