執筆者:原 友香
SalesforceのMA「Pardot」について知ろう
こんにちは!マーケティングデザインの原です。
今回はMA(マーケティングオートメーション)、Salesforceの「Pardot」についてご紹介します。
MAってそもそも何?Pardotで何が出来るのかといった、基本的なところからご紹介していきたいと思います。
◆目次◆
- 「MA」(マーケティングオートメーション)とは?
- MAはなぜ必要?自動化する必要性があるのか?
- Salesforceの「Pardot」について
- おすすめのコンテンツ「サクセスナビ」
- Pardotで出来る事とは?
- MA導入の注意点とまとめ
「MA」(マーケティングオートメーション)とは?
MA(マーケティングオートメーション)とは、顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化および自動化するツールのことを指します。
見込み客の固有情報(名前・会社名・メールアドレス等)やWebトラッキング収集した各種情報を一元管理して、
メルマガやイベント、ウェビナーといった適切なコンテンツで興味・関心を引き出します。
MAの役割として、そういった活動を通じ、購買意欲の高い見込み客を絞り込みをし、自動的かつ効率的に行っていきます。
MAはなぜ必要?自動化する必要性があるのか?
なぜ近年、MA(マーケティングオートメーション)が注目される理由は様々ありますが、顧客側が事前に多くのことをネット上で
【下調べ】することが出来るようになった背景が大きいと思います。
顧客開拓は、既に広報・宣伝担当者であったり、営業が奮闘して実施しているという企業様も多いです。
一方で顧客側は、パンフレットのダウンロードや導入事例の閲覧等で、既に水面下で様々なリサーチ・他社比較をしています。
そういった個人個人の細かいニーズの変化、顧客と企業が接するチャネルの多角化している現状を踏まえると、リアルタイムでの把握を【人間の手と目】で行うのは、よっぽどの人的リソースがない限り、大変難しいのではないでしょうか?
そういった観点から、マーケティングオートメーションに注目が集まるようになってきているということですね。
Salesforceの「Pardot」について
Pardotとは、CRMのSalesforceで有名なセールスフォース・ドットコム社が提供するMA(マーケティングオートメーション)ツールになります。
なかなか手動では個別に対応することが出来なかったマーケティング活動を、自動化へ。リード(見込み客)を明確にし、的確なタイミングでアプローチできるというMAに必要な機能が備わっています。
PardotとSalesforceのそれぞれのデータを活用でき、セグメントの抽出やキャンペーン状況などが把握できる連携面のメリットがあります。
ですので、既にSalesforceのユーザでありMAを検討している場合は、Pardotを候補の1つと考える方が多いのではないでしょうか?
また、下記の日本語版動画でもPardotのイメージを把握することが出来ますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
デモ動画でイメージをつけよう
おすすめのコンテンツ「サクセスナビ」
(参照:https://successjp.salesforce.com/pardot/beginner-guide)
Pardotの活用ステップとして、おすすめできる、サクセスナビを共有します!
Salesforceのヘルプページは、詳細が細かすぎて読み込めなかった。トレイルヘッドは時間がなくて、なかなか取り組めない…という方にはサクセスナビが、おすすめできると思います。
概要や全体の流れを掴むのに適していて、細かい仕様や権限の部分はヘルプ参照へ、というやり方が可能です。
Pardotのみに関わらず、他の機能についてもかなり分かりやすくブログ形式で説明されているのも魅力的でした!
①サクセスナビ
https://successjp.salesforce.com/pardot/beginner-guide
👈ロードマップが一目でわかるのでPardotの導入イメージや体制構築がわかりやすく説明されています。
Pardotで出来る事とは?
Pardotの主な機能として下記が挙げられます。
- 【トラッキング】Web上でどのような行動をしたのか、どんなサイトを見たのか確認出来ます
- 【スコアリング】顧客の行動に基づいてスコアをつけることが出来る機能です
- 【グレーディング】自社にとってのターゲットとして適しているかを判断します
- 【メールのシナリオ作成】シナリオに応じたメール送信を自動化設定することが出来ます
- 【フォーム作成】フォームでの取得項目やレイアウトなどが調整出来ます
- 【レポート機能】メールの開封率やクリック率などのマーケティングに必要なデータを可視化する事が出来ます
上記の機能の中でも、顧客1人1人の状態やニーズに寄り添ったOne-to-Oneコミュニケーションの自動化が出来る、といった点は魅力的ですね。
Pardotではダイナミックコンテンツ、といった上記のスライドの様に条件セグメントにあわせてメールコンテンツの出し分けも可能になります。つまり、同じメールでも見る人によって、文章や写真の内容が変わるということです!
各機能についてはまた別の機会で詳しくお話出来ればと思います。
MA活用の注意点も!
MAツール活用の注意点を少し共有したいと思います。というのは、MAですべて自動化出来る!というのは間違いでなんです。
ある条件やきっかけを介して、お客様の興味関心度を測っていく必要があるので、ベースとして自社の商品やサービスの「コンテンツ」が必要になります。
コンテンツというのは、サイトの特設ページ、紹介動画、ブログ記事、セミナー(ウェビナー含む)を指します。
制作時間であったり、準備の段階には一定の労力を使う必要があることを忘れないで頂きたいです。
今回のPardotブログ、如何でしたでしょうか?MAて聞いたことあるけど、詳しく知らなかった!という方が少しでも身近に感じて頂ければ幸いです。