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サンフランシスコへ行ってきた! 「Salesforce TrailheaDX '19」 参加レポート②

執筆者:Eto N

 

TrailheaDXへ参加してきました!

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皆さん、こんにちは!
マーケティングデザインの衛藤です。

2019年5月29日~30日、アメリカ・サンフランシスコで開催された Salesforce社主催・TrailheaDX '19 に参加しました。

前回のエントリーでは、TrailheaDXイベントの概要や全体の雰囲気をお伝えしました。
第2弾の今回は、基調講演をはじめ、参加したセッションについて、Salesforce管理者の視点でご紹介したいと思います。

   ◆目次◆

  1. 基調講演「The Empowered Trailblazer: Continuous Innovation on the Salesforce Platform」
  2. セッション「Customer 360 Experience: ASICS and the Cutomer Success Platform for Developers」
  3. セッション「Respond to Leads Faster with Einstein Chatbots」
  4. セッション「4 Things Admins and Architects Have in Common」
  5. セッション「Salesforce Admins Podcast LIVE」

  

基調講演

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「The Empowered Trailblazer: Continuous Innovation on the Salesforce Platform」

今回のメインの内容として、まず Salesforce Blockchain の発表がありました。

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もう一つは、Lightning Web Componentsのオープンソース化について。

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公式サイトで公表されているので、是非確認してみてください。
https://www.salesforce.com/blog/2019/05/build-blockchain-platform-apps-customers.html
https://developer.salesforce.com/jpblogs/2019/05/tdx-report/

Blockchainについては、まだ英語ですが、Trailheadのモジュール「Blockchain Basics」も既にリリースされています。
https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/modules/blockchain-basics

Salesforceの管理者としては、ブロックチェーンとは何か、そして何が出来るのか、今から知識を付けて、いざと言う時に備えておきましょう。

セッション

次に、参加したセッションの中から、いくつか様子をご紹介します。

「Customer 360 Experience: ASICS and the Cutomer Success Platform for Developers」

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  • アシックス社が実現しているCustomer360について、Salesforceの各機能がどのように設定されているのか、デモで紹介。

    *Service Cloudのカスタムサービスコンソールで、効率良く全てを俯瞰できる環境を作り、作業の生産性とスピードアップを実現。
     画面レイアウトの調整は、もちろんコードを書く必要は無し。
     開発されたカスタムコンポーネントも配置出来る他、AppExchangeも表示OK。
    *スマートスピーカーを用いて話すだけで、自動的に分析され、項目登録・更新する、Einsteinのパワーを最大限に活用。
    *Lightning Web Component や Heroku 等を用いて、顧客に合った製品を導き出すウィザードを作成、その情報を用いながら対応。
    *Community Cloudを活用して、コミュニティサイトやビジネスパートナー向けのサイトを作成。
    *ホームぺージはCommerce Cloudで稼働。
    *その他、様々なシステムで保存している情報は全てMulesoftで連携。

    コードを書かずに出来る部分が増えてきているのは、コードを書かないSalesforce管理者にとっては大きなポイント。
    設定画面を用いながらの説明は、とても分かりやすかったです。

 

「Respond to Leads Faster with Einstein Chatbots」

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Conversational Marketingを実現するために、Einstein Chatbotを活用し、より効果的なリードジェネレーションに繋げよう、という内容のセッション。
Chatbotを活用すると、24時間稼働し、リードを適切な解決策に導き、リアルタイムに接点を作ることが出来るため、時間外の対応や、クレーム発生時の即時対応等、良い顧客体験に繋がるとのこと。
リアルタイムにリードと接点を作り、様々なタッチポイントを設けることで顧客にどれだけのインパクトがあるかを理解するとともに、
基本的なリードジェネレーションのフローや、解決策につながる流れを理解し、きちんとプランを立てて導入することが大事だと感じました。

「4 Things Admins and Architects Have in Common」

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 Salesforce管理者とテクニカルアーキテクトに4つの共通点がある、という内容のセッション。

Salesforce管理者は、企業における戦略とゴールに適切なITソリューションを一致させ、運用を進める役割。
テクニカルアーキテクトは、管理者と比べて、より広範囲で多くの知識量や業務経験が必要ですが、基本的には同じ役割を担っている。
その2つの役割で共通する4つのポイントは、CommunicatorProblem SolverInfluencerVisionary

私自身は、Salesforce管理者の立場ですが、
*様々な意見や立場の人とのコミュニケーションを取れる力
*課題解決のために何をどのようにすれば良いか、考えて行動できる力
*周囲に良い影響を与え、組織をリードする力
*今いる場所より先を見据えて行動出来る力
これらがとても大切だと感じるとともに、管理者も、プログラミングをはじめ、さらに知識と力を付けることで、大きくキャリアパスが広がることを実感しました。

「Salesforce Admins Podcast LIVE」

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毎週1回配信されている Salesforce Admins Podcast 。その様子をライブ収録するセッションがありました。
今回は、Vetforceの女性お二人にお話を聞く回。
(Vetforce:米軍を退役したメンバーのためのグループ)
退役後、Salesforceを学び、資格を取得することで、ご自身のキャリアを切り開いてきたという内容でした。
その上で、資格とTrailheadのバッジ数は、自分の力と自信になる、と力強く語られていました。

また、Salesforce管理者として、Salesforceで効率化を実現したり、ビジネスを前に進めていく機能を追加していくことで、人を幸せにすることが出来る、と言われていたのが印象深かったです。
”Admin makes people happy.”
 

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海外のカンファレンスに来ると、やはり語学の必要性を実感しますね。
ある程度の機能を理解していると、画面を見ているだけで分かることも多いですが、より深く内容のエッセンスを理解するためには、英語は必要だと感じました。

次回は、基調講演やセッション以外に、同時開催されるコミュニティイベント等の模様をご紹介します!

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どんな小さな質問・ご相談でも構いません。まずは、気軽にご相談ください。

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廣見 剛利
代表取締役社長

20代の頃から、営業会社の組織を率いるかたわら、営業の重要性を認識しながらも、営業の限界について自問自答をし続ける。30代でCRMとSFAに出会いその限界を打破する光が見えつつも、変革しなければならないプロセスの多さに愕然とする。40代に入りマーケティングオートメーションと出会い、見込み客獲得から、見込み客教育、商談化のプロセスの自動化について体現する。商談化前が自動化されることにより、商談後の生涯顧客価値を最大化させるプロセスの見える化、見える化による再現性のある営業組織づくりを実現。同じ悩みをもつ日本企業の解決策を提供すべく、マーケティングデザインを設立。詳しくはこちら

三宅 毅
CMO(最高マーケティング責任者)
2000年半導体部品メーカーに入社。企画部門にて3次元CADの導入などによる業務効率化を成功させる。その後、CAE専門企業に移り、マーケティング活動全般、SFA導入プロジェクトに関わる。マーケティングの可能性を追求すべく、2015年にBtoBマーケティング専門エージェンシーにて、Pardot、Marketo、Hubspot、シャノンなどのマーケテイングオートメーションツールの導入や各種業界を支援。Pardotは、日本に入ってきた当初からサポート。 2017年5月より現職のCMOとして紹介キャンペーンツール「 KUCHICO PREMIUM」や 店舗集客支援のマーケティング活動、2018年4月にはインサイドセールスの立ち上げ、ITを駆使した会社の生産性向上などHR部門も統括。また、同時に、中小企業におけるマーケティング支援、SFA支援や構築、人材の育成にもつとめる。Salesforceの導入事例として掲載されました。詳しくはこちら
柴沼 潤
データ サイエンティスト

2019年のはじめに入社し、Salesforce のEinsteinAnalyticsを活用した分析業務に取り組ませていただいております。ダブルワークしており、フリークライマーとしての活動の傍ら業務に取り組んでおります。マーケティングデザインでは私が取り組んできた分析業務の活用事例を紹介させていただくことで、営業支援ツールの導入・活用に役立つ情報を提供していきたいと考えております。機会があれば私自身の勤務の様子をご紹介させていただくかもしれません。ダブルワーク・テレワークといった勤務スタイルがどのように確立されているかなど、興味がある方々にとって有益な情報を発信できるように頑張ります。