執筆者:原 友香
「HubSpot」で何が出来るのか?
こんにちは!マーケティングデザインの原です。
自社でも本格的に活用すると同時に、HubSpotパートナー企業として、他社支援も行っています。
今回はMA(マーケティングオートメーション)、「HubSpot」について簡単にご紹介します!
MAってそもそも何?HubSpotで何が出来るのかといった、基本的なところからご紹介していきたいと思います。
◆目次◆
- 「MA」(マーケティングオートメーション)は必要?
- 「HubSpot」とは?
- 「HubSpot」で出来ること
- 【1】HubSpot CRM
- 【2】Marketing Hub
- 【3】Sales Hub
- 【4】Service Hub
- 【5】CMS Hub
- 【6】Operations Hub
- メリット・デメリットも…!
- 導入前に考えて欲しいこと
「MA」(マーケティングオートメーション)は必要?
■MA(マーケティングオートメーション)とは?
顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化および自動化するツールのことを指します。
見込み客の固有情報(名前・会社名・メールアドレス等)やWebトラッキング収集した各種情報を一元管理して、メルマガやイベント、ウェビナーといった適切なコンテンツで興味・関心を引き出します。
■MAが注目される背景は?
そこには、顧客側がWebで【事前調べ】するようになった背景があります。
顧客は、パンフレットのダウンロードや導入事例の閲覧等で、既に水面下で様々なリサーチ・他社比較をしています。
顧客と企業が接するチャネルの多角化している現代では、リアルタイムで顧客状態を把握することが、難しくなってきました。
そういった背景から、マーケティングオートメーションに注目が集まるようになってきているということですね。
「HubSpot」とは?
(参考元:https://www.hubspot.jp/ ※2021/6月時点)
HubSpotは世界最大規模の導入実績を誇るMAツールです。
MAだけではなく、CRM・SFAの機能も提供しており、統合型のオールインワンソリューションであることが評価されています。無料トライアルも充実しており、MAをスモールスタートしたい企業からの評価も高くなっています。
各ツールの中でもCRMは無料から活用することが出来ます。(2021年6月時点・詳しい価格表は公式サイトへ)
下記の動画視聴で、少しイメージが湧くかと思いますのでぜひ参考にしてみて下さい。
デモ動画でイメージをつけよう
マーケティングに必要なツールとデータを1か所に
”Marketing Hubなら、マーケティング関連のすべてのツールとデータを優れた1つのプラットフォームに集約できます。一元化による時間の短縮に加えて、1人ひとりに寄り添った体験を提供するために必要な情報を把握できることで、自社の商品やサービスを必要としているオーディエンスを惹きつけて顧客になってもらうことができます。”
(参考元:https://www.hubspot.jp/products/marketing)
「HubSpot」で出来ること
HubSpotでは、2021年の現時点でHubSpot CRMを中心に「Marketing Hub」「Sales Hub」「Service Hub」「CMS Hub」「Operations Hub」の5つのHub機能を提供しています。それぞれの特徴を簡単に補足します。
【1】HubSpot CRM
HubSpot は無料でCRMを提供しています。利用可能な機能が少し限定的になっている場合がありますが、無料で試してみることが出来るのはかなりの利点かと思います。
今回のブログ・テスト用に私も無料版を作成してみると、簡単な基本情報入力と、企業サイトで下記HubSpotのポータル画面にたどりつきました。サンプルの実際の操作感も分かるので、HubSpotを検討する場合は、確認してみると良いと思います。
①基本情報を入力
(名前、会社、業種、役職、企業サイトURL等)
②こちらの画面が表示され、初期設定等の指示が右側に出ます
③【右上の歯車マーク設定】にて、英語を日本語に切り替え(※既に日本語の場合はスキップ)
④サンプルデータが少しだけ入っている為、気になる機能は触ってみるのも良し
【2】Marketing Hub
インバウンドマーケティングの仕組みがオールインワンパッケージになっています。特別な技術や知識がない場合でも、直感的な操作が出来るUIが魅力的です。ドラッグ&ドロップ操作や、テンプレートを使ってランディングページやEメールの作成が簡単に出来ます。
下記は、弊社の実際に配信している週次メルマガの編集画面になります。
コンテンツ制作の強い味方のアドバイス機能もついており、常にKPIなどの数値を意識しながら、効率的に運用改善出来ることも可能です。(詳しい機能についてはこちら)
【3】Sales Hub
SFA(営業支援ツール)機能になります。Webサイトの訪問者の訪問頻度を調べながら、見込み顧客にメールや電話等のコミュニケーションが可能ですし、上記の写真の様に、取引の確度やステータスも、ドラッグ&ドロップで簡単に管理する事が出来ます。
また、自動でフォローアップのメールを送信できるなど、営業活動の効率化を助けてくれます。(詳しい機能についてはこちら)
【4】Service Hub

カスタマーサービス向けの機能です。(上記は弊社のテスト画面になります。)
Eメール、Webチャット、Facebook Messengerなどのメッセージやり取りを【受信トレイ】にて一元管理し、確認することが出来ます。
さらに、Eメールやチャットなどで得た課題は【チケット】に登録し、個別に対応することも可能です。CRM(顧客情報)のデータと紐づいている為、顧客との過去のやり取りなども遡って確認できる事も強いですね。
最近Webサイト上で見かける、チャットボットも利用することができます。「よくある質問」や、「サイト案内」などをチャットボットのシナリオに登録することで、顧客と企業側のコミュニケーションもスムーズになります。(詳しい機能についてはこちら)
過去ブログ参考👉最近良く見る「チャットボット」は、どうやって設定しているのか?
【5】CMS Hub
CMS Hubは、訪問者に合わせたウェブページのパーソナライズ、デスクトップ/モバイルの各顧客に対して転換を促進するデバイス別最適化といった機能を備えた、使いやすいCMS(コンテンツ マネジメント システム)です。
Webサイトのテーマといった、テンプレートが既存で存在するのも、新規で作成する場合には効率的かと思います。(詳しい機能についてはこちら)
【6】Operations Hub
こちらは、上記で紹介してきたHubの中で一番新しいものになります。このプランのメリットが享受されるのは、①他システム間の連携面と、②JavaScriptベースのカスタムオートメーションを実装 が大きいと思います。
よって、運用上絡む社内システムが多い、他のプランで実現できない複雑な運用がしたいとなった場合、検討に入ってくるHub機能かと思います。(詳しい機能についてはこちら)
メリット・デメリットも…!
■メリット:無料で試せるのが嬉しいポイント
CRMを無料で使いながら、限られた範囲ではありますが、Marketing HubなどといったMA機能を確認出来るのが強みかと思います。
中小規模の企業様で、まだ何もCRMやMAツール等の導入をしていないのであれば、コストを気にすることなく、自分で確認できることはかなり大きいメリットと考えて良いと思います。
■デメリット:SaaS型ならではの変化
HubSpotはアメリカの企業で開発されたツールの為、日本の自社の為に開発されたシステムに慣れてしまっていると、少しギャップや戸惑いがあるかもしれません。
SaaS型のツールは、機能改善面でのアップデートが多い為、UIが少し変わったり、ベータ版が出てきたりといった事があります。
とはいえ、機能の改善やアップデートは、ビジネスのトレンドや顧客ユーザの声を基づいて行っていますので、決して悪いことではなく、むしろ好意的に捉えて良いと私は考えています。
導入前に考えて欲しいこと
CRMやMAの導入前に考えて欲しいのは、目的やゴールです。無料のHubSpotCRMのみの導入でカバー出来るものなのか?
マーケティングや営業支援のツールもあわせて必要なのかよく考えなければなりません。
今回のHubSpotブログ、如何でしたでしょうか?MAやHubSpotは聞いたことあったけれど、詳しく知らなかった!という方が少しでも身近に感じて頂ければ幸いです。
マーケティングデザインでは、HubSpotパートナー企業として導入・活用等のご相談も受け付けておりますので、ぜひ気軽にご連絡下さい。