執筆者:原 友香
Salesforceパイオニアプログラムに参画中!
こんにちは!マーケティングデザインの原です。
弊社の関連会社マックスヒルズが、なんと!
SalesforceのAI予測分析「Einstein予測ビルダー」のパイオニアプログラムに参加しております。
日本ではまだまだ数少ない、活用事例への取り組みです。
プログラムの流れや、設定で困ったことを随時ブログでレポートしたいと思います。
◆目次◆
Einstein予測ビルダーとは?
SalesforceのEinstein予測ビルダーをご存知でしょうか?
『Salesforceにあるデータから機械学習の予測モデルを作ることができる』機能となります!
下記は詳しいEinstein予測ビルダーの解説になります。
AIを活用するのはハードルが高そうと思いがちですが、ノンコーディングで既存のデータを分析し予測をすることが出来ます。
Einstein予測ビルダーとは?
・誰もが簡単にSalesforceにあるデータから機械学習の予測モデルを作ることができる
・専門的な知識は不要でマウス操作のみで作れる
・はい/いいえの 2択の質問項目と、数値項目を予測することができる
★AIを使ったカスタムの予測モデルがノーコードで構築 Einstein予測ビルダーを提供開始
★Trailheadで予測ビルダーについて詳しく見る
英語の動画になってしまいますが、公式紹介ビデオもイメージが付きやすいです。
パイオニアプログラム参加の条件は?
SalesforceのEinsteinのプロダクト担当者 から1対1で、一定期間アドバイスを頂くことが出来ます。
Einsteinの活用事例は、まだ日本ではそれほど多くないので、このサポートは大変嬉しい限りですね!
Salesforce側でも、貴重なユーザからのフィードバックを貰えるということで、お互いにメリットがあるというプログラムになります。
ただし、参加にはある一定の基準を満たしていなければなりませんでした。
最低限、このプロジェクトを進めていく上で必要となるのは下記2つだと考えられます。こちら側からは分かりませんが、
他にもSalesforce 側で選定条件があったかもしれません。
◆ベースになる必要条件
- 英語で、Salesforceの設定仕様など説明できる必要があります
- Einsteinは過去のデータを元に予測をたてる為、ある一定数ボリュームのデータ(レコード)が必要です
下記は、Einstein予測ビルダーで、モデルを作成する際の設定画面になります。画面例となりますが、予測を稼働させるには「データチェック」において一定数のレコードが必要なことが分かりますね。(※2020/1/30時点)
詳しい仕様はこちらのSalesforceヘルプ「Einstein予測ビルダー・データのチェック」をご参照ください。
海外とのミーティングの進め方は?
マーケティングデザインの原と、SalesforceのEinstein担当者を中心に本プロジェクトを進めています。
プロジェクトの序盤は、だいたい週に1回程度でWeb会議をしていました。
ただし、私もプロジェクトマネージャーもネイティブではありません。
認識のズレを出来るだけなくすように、資料や議事録を、きちんと文章で残すように運用を変更しました。
そうすることで、他のプロジェクトメンバーに共有するにもスムーズに!内部情報を多く含んでいますので、
全てを見せることは出来ませんが、下記のように、「Quip」(ドキュメント共有ツール)を使用し、1つのプロジェクトシート上でやりとりをしています。
※Quipについて詳しく知りたい方はこちら⇒オフィスでの働き方の常識を変えるITツールをご紹介! ~ドキュメント編~
日本人同士の会議より、何倍も事前の資料準備が必要になります。
しかも、ミーティングの前に、こちら側で社内での意見を予め決めておかなければいけない、かつ、Salesforceの設定項目名には、
日本語の表記のものも多く存在しました。画面を共有しただけでは、すぐにお互いの理解を得るのが難しいです。
別で、項目の英字対応表などを作成する必要がありました。
また、社内運用状況の把握や、オブジェクトの項目を一度全て洗い出し精査する必要があり、モデルを動かす前の「データ準備」に時間がかかります。
なかなか一筋縄ではいかないですね!
2019年末から始動している本プロジェクト。作ったモデルは、10以上にまでなりました。
ようやくアウトプットを見せれるようになってきたので、またブログで紹介できたらと思います。
最後まで読んでいたいだきありがとうございました。それでは、次回もお楽しみに!
★6/3 Einsteinイベントのご案内★
第1弾⇒AIで高度な分析結果を!Salesforceの機能「Einstein Analytics」とは?
第2弾⇒Salesforceの機能、Einstein Analyticsを日本語で使う方法とは?
ダッシュボード機能について⇒【Einstein Analytics】のダッシュボード機能とは?